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 防災グッズなどを製造販売しているミカド電子が、居眠り運転を防止する電子デバイス「alertme(アラートミー)」を9月に発売する。

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■居眠り運転はだれにでも起きる 居眠り運転による痛ましい事故の様子がたびたびニュースで伝えられている。先日、徳島県鳴門市の高速道路で起きた高校生ら16人が死傷した事故も、追突したトラックの運転手の居眠り運転が原因とみられている。

 NEXCO東日本が調査したデータでは、居眠り・わき見運転での事故の確率は32%となっているから、長時間運転するドライバーにとっては死活問題の行為であるし、一般のドライバーだれにでも起きる可能性がある。

 JAF(日本自動車連盟)では、居眠り事故が頻発するゾーンについて3つ特徴を述べている。1つめは「長い直線路からの急なカーブ」で、単調な長いまっすぐな道路で眠気がおそいハンドル操作がおろそかになったところで急なカーブがきて対処できずに事故がおきやすくなる。2つ目は意外にも「交通量の少ない道路」で、刺激がない分ついウトウトしてしまう。3つ目は「高速道路」で、スピードが高いために周囲の景色が流れるように映る“流体刺激”によってストレスを感じ、それから逃れるため視点が固定してしまい眠くなる。

 さらに、居眠り運転と思われている現象のなかで「催眠状態」と似た現象も考えられるのだ。直線道路が続くとき、中央線や走行帯区分の破線を見続けていると、催眠状態になることがあると言われている。名神高速道路は直線とカーブの組み合わせで出来ているのが基本だが、東名高速は全体を120km/h対応の緩やかなカーブで結ぶことを基本として作られた。

 そんな誰にでも起きる眠気防止に役に立つのが、居眠り運転防止ツールである。

 今回発売になる「アラートミー」は、スイッチを入れて耳にかけるだけ。ドライバーの頭の傾きに応じて電子音を発してくれる。約15度から20度の傾きで反応し、90dB(犬の鳴き声程度)の音を発する。眠気が襲い、徐々に頭が傾いてくるとアラームが鳴る仕掛けだ。重さは12gと軽量だから、負担はないだろう。LR41のボタン電池を動力としており、1年間の製品保証も含まれる。価格はオープンとなっている。

 15度から20度というと少ない感じもするが、確実に寝てしまってはおそい。軽い眠気でも、ふらついて車線を逸脱している可能性もある。また、余計なよそ見も防止してくれるだろう。数万円もする本格的な居眠り運転防止装置もあるが、このような手軽な機器で、居眠り運転防止ができるのはドライバーにとってありがたいことである。

 運転支援システムは自動運転を目指す大きな目的があるが、自動運転とまではなかなかいかないまでも、危険を避けるためにできる装置は数多く考えられるはずだ。

 ミカド電子の「alertme(アラートミー)」もその1つである。トヨタの運転支援システムも現在ある装置をフル装備すれば、事故は9割防げるというデータが発表された。あるものは使うべきなのだ。長距離を移動することが多い人は検討することをお勧めする。