元子の通う美容院の店長・牧野を演じる和田正人/(C)テレビ朝日

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第1話で11.7%、第2話では初回を上回る12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の視聴率を記録し、ここまで放送された第6話まで2桁をキープ中のドラマ「黒革の手帖」(毎週木曜夜9:00-9:54テレビ朝日系)。

【写真を見る】元子(武井)に有益な情報を仕入れ、アドバイスしていた牧野(和田)もついに7話で“悪人”モードに!?/(C)テレビ朝日

武井咲が夜の銀座を舞台に野望に燃える若きママ・原口元子を演じ、“黒革の手帖”を盾に頂上を目指す姿を描く。

そんな本作にて、元子が通う美容室で、元子に有益な情報を提供する“心は女”な店長・牧野を和田正人が演じている。登場人物全員が“悪人”の中で、まだ悪人の顔を見せていない和田に、役どころや久しぶりの共演となる武井の印象などについて話を聞いた。

――まずは、「黒革の手帖」出演のお話を聞いたときの心境から教えてください。

僕がちょうどこの仕事を始めたくらいの時に、米倉(涼子)さんの「黒革の手帖」(2004年、テレビ朝日系)が放送されていて、何となく「重厚なドラマだなぁ」と思って見ていたのがとても印象的です。

あの頃から13年くらいたって、まさかあのドラマに自分が出てくることになるとは…!って、驚きと喜びがありました。

それに、米倉さんが女優として大きく羽ばたかれるきっかけになったドラマでもありますし、今度は武井咲さんが主演されるということで、きっと武井さんにとっても代表作の一つになると思っています。

だからこそ、武井さんを支える一つの役としてのプレッシャーを感じましたね。

――元子とは美容師としても、情報を与える存在としても関わっていく牧野ですが、どんな人物だと捉えていますか?

牧野は、“心が女性”の美容師ですよね。

まず「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(2016年、日本テレビ系)で、牧野に近い設定の役をやらせてもらったので、続いたなぁという印象がありました(笑)。

そのときは、演じていて自分の中でしっくりいってない感覚が大きかったです。でも、このような役も2回目ともなれば、その違和感も徐々に薄れて、わりとすんなり演じられている印象です。

――役作りで何か特別なことはしましたか?

(東京・)新宿二丁目に行って、もう一度あらためてお勉強させていただきました。役作りというわけではないんですが、僕がイメージする雰囲気というか、牧野に近い人がいないかなとも思って。いろいろな方に会ってみて、牧野の話す口調を考えてみたり…と。実はバランスがとても難しいんです。

――また、今回は強烈なキャラクターの方々がたくさん出演されていますよね。

登場人物全員が“悪”…。そうそうたる顔ぶれの中で、力負けしないように、キャラクター押しじゃないですけど、わりとオーソドックスなベタな感じのキャラクターになるよう、自分でチョイスしました。

牧野は、元子にいろいろな情報を与えていたりして、協力的なスタンス。キャラクターも、ゆるキャラ的な、テーマパークのキャラクターのようなほっとできる存在でいたいと思っています。ストーリーも、重い話ばかりですし、美容院ってお客さまにくつろいでほしい場所でもありますし、牧野とのシーンはそんなシーンになるように心掛けています。

――あらためて、武井さんの印象はいかがでしょうか?

「ゼロの真実〜監察医・松本真央〜」(2014年、テレビ朝日系)で、3年前にご一緒して以来なんですが、たった3年なのに急に大人になって色気が出ているな…と驚きました。元子と武井さん自身はもちろん違うんですけど、大人っぽさと色気がとても印象に残りました。

僕も一度か二度くらい、銀座のクラブに連れて行ってもらったことがありますが、そのときのママの風格を感じました。“銀座で一番若いママ”って言われても全くおかしくありません。それくらいの落ち着きと風格を醸し出されているのがすごいなと思います。現場でお会いする武井さんも「(本物の)ママだ!」って思うくらいです。

そんな武井さんの髪をセットする芝居もあるんですけど、最初の頃は「女優さんの髪を触っていいのかな!? 大丈夫かな!?」ってちょっと手が震えちゃったりしました(笑)。今は慣れましたけどね。

――それでは最後に、第7話に向けての見どころとメッセージをお願いします。

登場人物全員が“悪者”って、とても珍しいドラマだと思います。僕が演じている牧野としては、人間の本性が見えてくる場面も出てきますので、7話を見終わったら牧野の印象も変わるかもしれません。素の部分をさらけ出しているというか、自分を守るために、自分が生き抜いていくためには…という部分で、視聴者のみなさんも感じるところがあるんじゃないかと思います。ぜひ、牧野にも注目しながら、「黒革の手帖」を楽しんでください。

■ 第7話(9月7日[木]放送)あらすじ

長谷川庄治(伊東四朗)と約束した期日に契約金の残金を支払えなかったことで、『ルダン』を手に入れることはおろか、『カルネ』までも差し押さえられてしまった原口元子(武井咲)。長谷川は『カルネ』の新しい支配人として村井亨(滝藤賢一)を、そして新しいママとして山田波子(仲里依紗)を送り込み、いつのまにか黒革の手帖も奪われてしまった元子は文字通り、すべてを失ってしまう。

困った元子は『燭台』のママ・岩村叡子(真矢ミキ)を訪ね、相談に乗ってもらおうとするが、元子がしでかしたことをすでに知っていた叡子は「ルールを破った女に居場所はない。あなたの出番はもう終わったの」と冷たく言い放つ。叡子にまで見放された元子は途方に暮れ…?

刻一刻と迫る『カルネ』の立ち退き期限。どうにか事態を打開したい元子は、安島富夫(江口洋介)を頼り、弁護士を紹介してもらう。

契約の無効を訴える裁判への協力を承諾してくれたものの…!?

そんな中、元子の身に思いもかけない出来事が! 絶体絶命に追い込まれた元子が選択する道は…?