北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(左)とドナルド・トランプ米大統領(2017年8月10日作成)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】北朝鮮が日本上空を通過するミサイル発射試験を新たに実施したことを受け、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は29日、「すべての選択肢」が検討されていると述べた。対話再開を示唆していた米国の姿勢を無視する挑発行為に及んだ北朝鮮に対し、改めて警告を発した形だ。

 トランプ氏は以前にも、米国の先制軍事行動に含みを持たせて北朝鮮をけん制。22日には、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長はミサイル発射を自制し、米国を「尊重し始めている」ようだと述べ、自らの対応を称賛していた。

 これに対し金氏は、ミサイル発射試験を再開するのみならず、米国の同盟国である日本の上空を通過するという、より危険な軌道を選択。各国に驚きが広がった。

 トランプ氏はホワイトハウス(White House)発表の声明で、「脅威や不安定化をもたらす行動は、地域内および世界のすべての国の間で北朝鮮政府の孤立を深めるだけだ」と述べ、「すべての選択肢がテーブルの上にある」とした。

 国連では日米の要請で安全保障理事会(UN Security Council)の緊急会議が開かれた。ニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)米国連大使は席上、「もうたくさんだ」と述べ、北朝鮮政府に対して強硬な措置を取らなければならないと警告した。

 ヘイリー氏は北朝鮮の行動は「容認できない」とし、同国はこれまで、ありとあらゆる国連安保理決議に違反してきたと指摘。「何か重大なことが起こる必要がある」との考えを示した。
【翻訳編集】AFPBB News