海外に行って、現地の文化を尊重しようと思わない人はいないでしょう。でも、気づかぬうちに失礼な行為をしている人が多いので要注意。以下に、失礼な外国人にありがちな行為を紹介します。

世間話

米国では、初めて会った人に職業を聞くのはおかしなことではありません。ところが、フランスやオランダをはじめ多くの欧州諸国において、この種の世間話は好まれません。聞かれた人は、値踏みされているように感じるようです。判断がつかないときは、仕事、宗教、家族、政治についての個人的な質問は避けるのがベストです。

もちろん、必要な世間話もあります。それは「こんにちは」という挨拶。世界中のほとんどの国において、どこかの施設に入ったり誰かに会ったりしたときに挨拶をしないのは極めて失礼。自分のほうが立場が上といっているようなものだからです。

鼻をかむ

米国では人前で鼻をかむのに躊躇する必要はありませんが、中国や日本などでは極めて失礼と思われます。さらに、フランスでは失礼どころか、育ちが悪いことを意味するそうです。そう思われないように、鼻をかむのはトイレの個室などに限定しましょう。また、ハンカチで鼻をかむのも、多くの文化圏で嫌がられます。必ず、使い捨てのティッシュを使ってください。

口を開けて笑う

おもしろいことがあったら、声を出して高らかに笑いたいもの。でも、日本や一部のアジア諸国では、その行為が失礼になることがあります。特に女性はそう思われやすいようで、日本人女性が笑うときに口を隠すのはそのためです。

チップ

米国でもチップは賛否両論だと思っているかもしれませんが、欧州、日本、韓国ではだいぶ状況が異なります。チップは求められていないばかりか、相手に対する侮辱ととらえられかねません。いいことをしたつもりが、正反対に受けとめられるのです。チップの習慣は国によって大きく異なります。新しい場所に行くときには、よく確認してから出かけてください。

ジェスチャー

米国でのジェスチャーがそのまま通用することはほとんどありません。以下のジェスチャーは、旅行中は控えたほうがよさそうです。

サムズアップ:場所によって、親指を上げる行為は中指を立てる行為や「くそくらえ」という言葉を意味することがあります。特にロシア、ギリシャ、西アフリカ、南米、中東では避けましょう。ピース(裏向き):世界中のどこでも、裏向きのピースは平和を意味しません。英国、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドでは、中指を立てるのと同じことを意味します。手の甲が相手に向いていなければ大丈夫ですが。人差し指と中指をクロスする:米国ではグッドラックを意味しますが、ベトナムではわいせつなシンボルです(膣の形に似ているとされています)。オッケーサイン:米国では親指と人差し指で丸を作ると「パーフェクト」を意味しますが、ブラジル、ドイツ、フランス、ベネズエラ、トルコでは「ろくでなし」の意味になります。ポケットに手を入れる:トルコや韓国など、多くの場所において、傲慢で失礼なやつと思われます。足を組む/足の裏を見せる:中東およびヒンズー教や仏教国では、足を組んで足の裏を見せる行為は、相手を見下していることになります。足、とくに足の裏は、体で1番汚い部分と考えられているためです。同じ理由で、足を使ったジェスチャーや、足で何かを指し示すのはやめましょう。人に触る:パーソナルスペースは、文化圏によって異なります。ですから、そう言われたときを除いて、人には手を触れないのがベストです。

これらのジェスチャーがタブーなのは一部の地域だけかもしれませんが、どこでも控えておくのが無難です。謝ることになるくらいだったら、最初からできるだけ安全に、かつ相手への尊敬を忘れずにいましょう。

薄汚い格好

アジアや欧州の一部では「スウェットパンツ」「スポーツ用の短パン」「タンクトップ」「野球帽」などのファッションは、汚らしくて失礼だと思われます。リゾート地などの一部を除き、ズボンかスカートをはき、馬鹿げたスローガンの書かれていないシャツを着て、つま先の出ていない靴を履くようにしましょう。

食事

もっとも文化的なヘマをやらかしやすいのが食事です。以下の行為は避けましょう。

すすめられたものを断る:どうぞお構いなくというのが丁寧だと思うかもしれませんが、世界中の多くの場所において、すすめられたものを断ることは非常に失礼にあたります。ありがたくいただきましょう。味を変えるための調味料を要求する:深刻なアレルギーでもない限り、出されたものはそのまま食べてください。あらかじめ用意されていないものを要求するのは失礼。料理がおいしくないので味を変えたいといっているようなものです。残さず食べる:多くの国、特にアジア諸国において、出されたものを食べきるのは「足りなかった。もっと食べたい」という意味になります。レストランであればそれでも構いません。しかし、食料が限られた家庭でそれをすると、相手が十分に用意しなかったことを責めているようにとられてしまいます。最初に食べる:最初に食べることを頼まれない限り、誰かが食べはじめるのを待ちましょう。場所によりますが、テーブルの最長老や1番偉い人が最初に食べることが多いようです。左手を使う:インド、モロッコ、アフリカ、中東では、必ず右手で食べるようにしてください。右手は食べる手、左手は別の目的、具体的にはお尻を拭くときに使う手とされています。食べていい場所以外で食べる:食堂やレストラン以外で食べるのは失礼です。私は、日本のセブンイレブンの前で友達と朝食をパクついていたときに苦い経験をしたことがあります。

出発前には訪問先の習慣をチェックする必要がありますが、上記のルールを守れば、たいていの場所でやっていけると思います。

プレゼントを受け取る

いつだってプレゼントはうれしいものですが、その地域の習慣を知らないと罠に変わることもあります。プレゼントをすすめられたら、まずは一回断りましょう(食べ物の場合は例外です)。多くの文化圏において、プレゼントは数回断ってから、しぶしぶ受け取るものとされています。それと、くれた人がそう言わない限り、もらったプレゼントをその場で開けないこと。がめつくてせっかちな人に思われますよ。

タクシーの席を間違える

米国では、満席でもない限りタクシーで助手席に乗ることなんて夢にも思わないでしょう。ところが、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、スコットランド、オランダでは、助手席に座らないと逆に失礼。後部座席に座ろうとすると、お高くとまった印象を運転手に与えてしまいます。彼らは助手席に客を座らせ、会話をするのが好きなのです。

Image: Twinsterphoto/Shutterstock.com

Reference: Quartz, Google ブックス, Travel + Leisure, Mental Floss, New York Post, The Atlantic, The Telegraph, Business Insider, TaxiFareFinder

Patrick Allan - Lifehacker US[原文]