27日、韓国では10月の秋夕(お盆)連休を控え、海外に目を向ける人が増え、観光・航空業界が活気を帯びる中、「THAAD寒波」から抜け出せずにいる地方空港は別世界のような状況だという。写真は清州空港。

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2017年8月27日、韓国・聯合ニュースによると、韓国では10月の秋夕(お盆)連休を控え、海外に目を向ける人が増え、観光・航空業界が活気を帯びる中、「THAAD寒波」から抜け出せずにいる地方空港は別世界のような状況だという。

仁川国際空港から出国する一部の便の航空券価格が大幅に上昇していると伝えられる中、清州国際空港を9月29日に出発する大韓航空の中国・杭州便の往復航空券の最安値は34万8300ウォン(約3万4000円)と、9月始めの最安値よりもさらに安い状況となっている。

清州空港の国際定期路線は、大韓航空の中国・杭州便のほか、アシアナ航空の中国・北京便、イースター航空と中国南方航空の中国・延吉便の計4路線ある。このうち、両国を行き来する朝鮮族利用客が大半を占める延吉路線を除いた残りの路線は、連休期間の予約率は低い方だという。

清州空港は、国際線利用客の9割を中国人団体観光客が占めている。だが在韓米軍への高高度防衛ミサイル(THAAD)配備に反発する中国政府が今年3月中旬、自国の旅行会社に韓国観光商品の販売を禁止して以降、瀋陽、上海、大連、ハルビン、寧波など中国方面の定期路線の運航が停止され、特定のシーズンを狙った不定期路線の申請も中国民航局の拒否に遭っている。このため、清州空港の中国路線運航便の数は今年1月の198便から先月は50便まで急減している。清州空港の先月の国際線利用客数は1万3000人で、前年同月の5分の1にも達していない。

清州空港のある忠清北道の関係者は「今年後半はTHAAD寒波が徐々に和らぐと予想していたが、北朝鮮との関係悪化で、中国の報復措置が続いている」とし、「このような困難な状況を打開するため、航空・旅行業界を中心に、秋夕連休を狙った台北、大阪、ダナンなど中国以外の不定期路線の運航を推進している」と話している。

せめてもの救いは、清州空港の今年7月までの国内線累積利用客数が140万人を超え、前年同期比16%増えたことだ。秋夕連休中の清州〜済州便はすでに満席となっている。(翻訳・編集/柳川)