29日、中国紙・環球時報は米海軍のドン・ガブリエルソン少将が「中国は他国の利益を犠牲にしても自分たちの利益を保護しようとしている」と発言したことに反発している。資料写真。

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2017年8月29日、中国紙・環球時報は米海軍のドン・ガブリエルソン少将が「東南アジア諸国が海賊とテロの脅威に対抗するために互いの信頼関係を高める中、中国は他国の利益を犠牲にしても自分たちの利益を保護しようとしている」と発言したことについて、「地域の関係を仲違いさせようとする意味合いが濃厚だ」と指摘している。

28日付の米ブルームバーグによると、米海軍西太平洋兵站群のガブリエルソン司令官は28日、シンガポールで、米国やシンガポール、ミャンマーなど11カ国による海賊対策・沿岸警備訓練を念頭に、特定の国を名指しすることは避けた上で「一方的な行動を通じて『既存のシステム』を弱体化しようとするべきではない」とし、「中国は南シナ海で『長期計画』を進め、係争中の島々を軍事的な前哨基地にしている」と語った。

さらに、「重要なのは、自分たちの利益を守るために世界が集まらなければ、中国は他国の利益を犠牲にしても自分たちの利益を保護しようとするだろう」「中国は他国が重視していることについては気にも留めず、自分たちの価値観だけを懸念している」「米国側から見れば、それは問題だ」などと付け加えた。

環球時報はこうした発言について「西側メディアが一時期報じた『中国外交強硬論』と何ら変わりない。彼らは、中国が正当な権益を保護する過程で、米国の西太平洋地域における覇権と秩序が徐々に縮小するのを見たくないだけだ」と論じている。(翻訳・編集/柳川)