「堺緞通」をはじめ、鍋島、赤穂を含めた日本三大緞通が一堂に会する特別展「堺緞通ものがたり ―日本の緞通、世界を結ぶ―」が大阪府の堺市博物館で9月16日(土)〜11月5日(日)の期間、堺市博物館にて開催される。

 緞通(だんつう)とは中国から伝来し、日本で織られるようになった手織の敷物。わが国の敷物製造業の歴史はその緞通からはじまり、とりわけ堺緞通は日本カーペット産業の源流とされる。
 今回の特別展の展示総数は約80点(会期中の展示替えあり)。堺緞通(約40点)を中心に、堺とならび日本三大緞通と呼ばれる鍋島緞通(佐賀県佐賀市)、赤穂緞通(兵庫県赤穂市)も織機とともに展示。堺緞通を次世代につなげた辻林峯太郎が製織したものや、「緞通王」と呼ばれた藤本荘太郎に関する貴重な資料なども紹介される。また緞通組合をルーツとするカーペット工業組合も展示協力し、とくに堺緞通の歴史との関わりが深い住江織物、川島織物セルコン、ニッシンが織機や写真資料を提供する。
 この他、会期中は講演会やワークショップなどが予定され、10月1日には国立民族学博物館名誉教授の吉本忍氏による講演会「日本の敷物『緞通』とその織機」も開催される。