(株)サンゲツは、同社初の商品デザインコンペ「サンゲツ壁紙デザインアワード2017」を実施、さる8月8日に大賞をはじめとする受賞作品の作品タイトルと受賞者名を発表したが、このほどその表彰式をサンゲツ品川ショールームにて開催した。

 今回のアワードの応募総数は506点。うち一次審査通過作品は104点。そこから大賞に選ばれたのは、山田茂さんの作品『mist (gold)』だった。その他、優秀賞1点、入賞2点、奨励賞2点、サンゲツ社員賞1点が選出された。
 大賞に選ばれた『mist (gold)』は、金箔のベースに白い点を手書きで1つずつ描いたもの。一次審査の段階から全審査員の目に留まり、満場一致の大賞作品として選ばれた。同作品は来年1月に発売される壁紙見本帳「エクセレクト」に収録されることが決まった。

 表彰式に先立ち、審査委員長も務めた安田正介社長は、「日本の住宅のほとんどが壁紙で仕上げられていますが、その大半が白、もしくはオフホワイトになっています。海外ではさまざまなデザインの壁紙があります。過去を振り返ってもピカソやダリなど著名なアーティストが壁紙のデザインに関わっています。壁紙はデザインの世界でも自己発露のできる商材でありますが、我々自身は従来の枠の中に留まっているのが実情で、新しいデザイン開発の機会を持つ必要性を感じていました。社内でさまざまな議論を経て、今回はじめてデザインアワードを行うこととなりました。これまで壁紙のデザインに関わっていないデザイナー、あるいは若手のデザイナーに新たに考えていただきたいということで募集をしました。結果的に非常に多くの応募をいただき、その中には従来の壁紙の概念にはない新しいアイデアも多数ありました。我々にとって非常にプラスになったと評価しています。サンゲツとしては、毎年1回このアワードを継続して開催していくつもりです」と挨拶した。

 なお受賞作品の発表は、9月中旬に同社ホームページにて公開を予定している。
 同アワードの詳細はインテリアビジネスニュース(本紙)にて掲載予定。■受賞作品の作品タイトル・受賞者
大賞(100万円/商品化):作品タイトル『mist (gold)』(山田茂さん)
優秀賞(50万円):作品タイトル『固定されない壁紙』(磯部真吾さん)
入賞(各20万円):作品タイトル『CMYK Rainbow』(Tiffany Loyさん)、作品タイトル『TO SPOT(点をつける)』(フランク・ラ・リヴィエレさん)
奨励賞(各10万円):作品タイトル『amour doux』(三ツ井ちづるさん)、作品タイトル『SHIFT』(立花弘章さん)
サンゲツ社員賞(5万円):作品タイトル『IROTORIDORI』(藤村麻里愛さん、片山めぐみさん、大岩菜摘さん)