香川真司【写真:Getty Images】

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 日本代表は29日、ロシアW杯アジア最終予選・オーストラリア代表戦(31日)に向けて練習を行った。

 試合を2日後に控え、冒頭15分間のみの公開となったトレーニングの中では時間をかけて戦術的な確認が行われたという。前日から合流している香川真司は「僕自身は十分な準備期間がありましたし、もちろんプレッシャーがある中での試合ですけど、僕たちはホームでやれるし、そしてこのメンバーでやれるし、僕たちはどうやって戦うのかも改めて今日確認して、チームとしてもそこを改めてクリーンにした状況で試合を迎えればいい」と決戦に向けて気を引き締める。

 最終予選は残すところ2試合。31日のオーストラリア戦の結果がW杯出場に向けて最も重要な一戦となることは、6月の時点でわかっていた。しかし香川は「最終予選が始まった段階で組み合わせを見た時に、この2試合(オーストラリア戦とサウジアラビア戦)がそのタイミングやろっていうのは考えるところもあった」と、8月・9月シリーズの重要性を予測していた。

 そのうえで「去年もそうですけど、苦しい経験であったり、厳しい試合っていうのを経験してきた中でね、今回を迎えるわけで。そのためにやはり試合前からメンタル的なものを、特に集中して、自分たちがピッチに入った時にどんなものにも対応できるっていう強いイメージを持って、僕自身は臨みたい」と必勝を誓った。

 とはいえ香川自身、6月の日本代表戦で負った左肩の脱臼から復帰して以降、十分な試合数をこなしているとはいえずコンディションに若干の不安を残す。ドルトムントでもシーズン開幕から先発出場はなく、まだ90分間プレーできていないのが現状だ。

 だが、プレーする機会があればコンディションで言い訳はできない。「楽な試合には絶対ならない」と語る香川は、「どれだけ攻撃の中で選手との意思統一含めてやっていけるかっていうのが特に大事にしたいところですし、そこのイメージと仲間とのコミュニケーション含めてやれれば、あとはもうメンタル的な準備はできてるんで、ピッチの上で本当に無心でやるだけだと思ってるんで、それだけかなと思います」とチームの団結力とメンタル面の重要性を強調した。

 オーストラリアは前回対戦時、ホームの地の利を生かして日本の良さを消すサッカーを展開してきた。結果は両者とも勝ち点1。最低限の結果だったが、今回、日本はホームアドバンテージを生かさなければいけない立場。その先に待つ成果の大きさを考えれば負けは許されない。香川は言う。

「いろんなシチュエーションを想定しながらやれれば、僕たちに勝つチャンスは必ずあると思ってるし、本当に勝つか負けるかだと思ってるんで、しっかりとみんなが覚悟を持ってやるだけなのかなと思います」

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

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