犬が食べても大丈夫な果物

人間が食べる物は与えない方が良いと思っている方も多いですが、中には犬も食べても大丈夫な食材があります。今回は果物に焦点を当てて見ていきましょう。実は犬が食べる事のできる果物には様々な効能があり、適量ならば犬の健康にとっても良い効果があると言われているのです。

1.バナナ

バナナは甘くて、果物の中でも「犬のおやつにも最適」と言われるほどです。そのため、犬が食べやすい大きさにカットしてあげて、おやつの代わりとして与えるのは問題ありません。ただし、バナナは糖分も多い果物なので、与え過ぎは肥満の原因なってしまう場合があるので注意が必要です。

また、バナナには様々な効能があるとされており、犬にとっても抗酸化作用や高血圧予防が期待できる可能性があります。腹持ちも良いため、少量でも腹持ちするというのも良い点ですね!

さらにペクチンという不溶性食物繊維が含まれている事でも知られているため、「最近、便秘気味かも」というわんちゃんにも最適ですよ!

2.りんご

りんごも犬に与えても大丈夫な果物の代表格です。りんごには整腸作用があるため、胃や腸を整えてくれる効果が期待できます。食物繊維も豊富なので、便通が悪くなっている犬にも良いです。

そのため、「最近、以前に比べると食欲が落ちたかな」と愛犬を心配している飼い主さんはぜひ、りんごを適量与えてあげると良いかもしれません。

3.梨

梨は全体の約90%が水分でできているという事もあり、水分補給の代わりに与えることもできます。なかなか自分からは水を飲みに行かないというわんちゃんでも、梨ならば食べるという子も多いので、その場合はこちらで水分補給してあげると良いでしょう。

他にも老廃物を体内から排出してくれる効果も期待できます。中でも摂取しすぎてしまった塩分を体外に排出してくれる働きがあるため、高血圧気味の子に与える事で、血圧を下げる効果をしめす可能性もあります。

4.いちご

いちごにはビタミンCが多く含まれている事で有名です。そのビタミンCを摂取する事で、シニア世代に突入した子に、足りない分のビタミンCを補給させる事ができます。さらに抗酸化作用があることでも知られていますので、犬の老化防止に役立つ果物でもあります。

しかし、いちごには注意点が1点あります。それは与えすぎない事です。いちごはキシリトールを多く含んでいるため、与えすぎてしまうと血糖値が低下してしまう恐れがありますし、わんちゃんが多く食べてしまうと命にかかわる場合もあります。

目安として、1日1個までが好ましいとされていますので、これを守った上でおやつとして与えてあげましょう。

5.みかん

みかんもいちごと同じく、与える事自体は問題ないですが、与えすぎてしまう事で腹痛を引き起こしてしまったり、皮に農薬が付いている可能性や、消化しきれず下痢になってしまうこともあるため、外の皮だけでなく、薄皮や筋も取り除いて与えるようにしましょう。

では、みかんを与える事のメリットをご紹介します。みかんにはビタミンCだけでなく、ビタミンAも豊富に含まれています。ビタミンAは皮膚を健康に保ってくれる効果がありますので、犬にとって重要な効能と言えるでしょう。

果物を与える際に注意したい事

ここまで犬が食べても大丈夫な果物を5つご紹介して参りました。しかし、もちろん果物を与える際に注意するべき事があります。果物を与える際には、ぜひこの2点を考慮した上で与えるようにしましょう。

与え過ぎは禁物!

先ほどからあるように、与えても大丈夫な果物でも与え過ぎてしまうとデメリットとなってしまいます。そのため、自分の愛犬に合った適量を知り、それを理解した上で与える事が大切です。

与えすぎてしまう事で糖分を過剰摂取してしまったり、果物に含まれている水分を摂取しすぎてしまい、下痢になってしまうなどの恐れがあります。

また、食べた後の歯磨きは欠かせません。飼い主さんがしっかり健康管理をしてあげるという約束の下、与えるようにしましょう。

アレルギー検査もしておきましょう

与えても大丈夫な果物でも、すべての犬が与えて大丈夫という事ではありません。中には果物に対してアレルギーを持つ子もいますし、合わない子もいるので、まずは病院へ行き、アレルギー検査をしてもらう、もしくは獣医師に相談すると良いでしょう。

アレルギー検査は採血した犬の血液を元に、アレルゲンを特定します。検査をしてもらってから、約2〜3週間ほどで結果がわかります。

食べ物以外にも、ハウスダストや植物など、様々なアレルゲンを特定する事ができますので、食べた事で少しでも異変があった場合には、すぐにアレルギー検査をすることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。与えても大丈夫な果物は意外にも多いですが、注意点ももちろんあります。今回ご紹介した注意点もしっかりと理解し守った上で、愛犬に与えてあげましょう。


(獣医師監修:加藤桂子先生)