イエメン・ハッジャ州で、国境なき医師団(MSF)の臨時医療施設で検査を受けるコレラ感染が疑われる子ども(2017年7月16日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】国連(UN)は28日、内戦下のイエメンにおけるコレラの流行が過去2か月間、「地元の隠れた英雄たち」のかつてない活躍により、縮小していると発表した。

 国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は声明で、国連機関の支援を受けた何千人もの地元ボランティアの尽力で、週ごとに集計された、新たにコレラの感染が疑われる人々の数が6月末以降、3分の1減少したことを明らかにした。

 ユニセフは声明で、「苦境の中、急性の水様性下痢やコレラと日々英雄的な闘いを主導しているのは一般の人々であり、今や報われつつある」と述べ、「患者を治療し、上下水道のシステムを改善する大規模な集合的努力が、コレラの感染拡大を鈍らせる一助となっている」とたたえた。

 イエメンでは、サウジアラビアが支持する政府と、イランが支持し首都サヌア(Sanaa)を掌握しているイスラム教シーア派(Shiite)の反政府勢力との間で紛争が2年以上続いたことで、インフラが崩壊。世界最悪規模のコレラのまん延を招いた。

 世界保健機関(WHO)は今月14日、同国で4月末以降、50万人以上がコレラに罹患(りかん)した疑いがあるとみられ、2000人近くが死亡したと発表していた。ユニセフによると、感染が疑われるケースの半数以上が子どもたちのものだったという。
【翻訳編集】AFPBB News