もう昔のオーストラリアではない。日本代表DF長友佑都(インテル)は31日のW杯アジア最終予選で対戦するオーストラリア代表について「フィジカルが強くて、高さがあると言われているけど、最近はつないでくるし、蹴ってこない」と指摘。「技術がしっかりしていて、プラス高さとフィジカルがある。難しい相手」と警戒した。

「中はフィジカルがあって堅い。サイドが勝負になる。フォーメーション的にもサイドで数的優位をつくって、そこの勝負に勝てれば、試合を優位に進められる」

 フィジカル、高さという特長はそのままに、ロングボール主体の攻撃からしっかりとパスをつなぐサッカーに転換したオーストラリア。システムも昨年10月にアウェーで対戦したときは4バックだったが、6月のコンフェデレーションズ杯では一貫して3バックを採用していた。

「3バックなので、その裏は速いカウンターが効くと思う。前から(プレッシャーに)行くだけでなく、わざと引いて、相手を来させてショートカウンターというのもある。頭を使いながらやらないと、フィジカル勝負では勝てない」

 相手の出方も読めないだけに、W杯予選を懸けた大一番で臨機応変な戦い方が求められる。そこでは長友らベテランの力が重要になる。「経験のある選手がしっかり声を出して、まとめていかないとけない」と話す長友の右隣に位置する左センターバックには、6月13日のイラク戦(1-1)に続いてDF昌子源が入る可能性が高い。

 オーストラリア戦が国際Aマッチ5試合目の出場となる24歳のセンターバックについて「昌子もJリーグでの経験がしっかりあって、イラク戦も堂々とプレーしていた。自信を持ってできるように僕自身サポートしていきたいし、どんどん声を出していきたい」と約束。長友自身、週末のリーグ戦で左太腿裏に違和感を訴えて途中交代するなど、その状態も心配されたが、「大丈夫です」と短い言葉に決意を込めた。

(取材・文 西山紘平)


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