出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、モヤモヤした気持ちをうまく解消する女性、「スーツでバッティングセンターにいる女」になりきり。

今週のお題“スーツでバッティングセンターにいる女”と聞いて、あなたは、どんな風景を思い浮かべましたか? 私が思い浮かべたのは、2つのパターンです。まず、1つ目は、男性が多いグループのなかに、スーツを着た女性がいる姿。「スカートだけど大丈夫?」と周りの人に聞かれても、「全然平気です! かっとばしちゃいますよ!」と気持ちのいい返事をして、積極的に参加。ノリがいいし、男性陣の“バッティングセンターに行きたい欲”を邪魔しない、気遣いができる感じがしますよね。

そして、もう一つは、一人で来ているパターン。もしかしたら彼女は、仕事で嫌なことがあって、モヤモヤした気持ちを解消しに来たのかもしれません。そんなときに、ネットに悪口を書き込むのではなく、ボールにぶつけるって、前向きな発散方法だと思います。本当は誰かに話を聞いてほしいのに、“夜だし、愚痴をこぼすのも申し訳ない…”と遠慮をして、ひたすらバットを振る健気さも感じられます。終わった後は、自販機の缶ジュースでひと息。お酒を飲んで忘れるのではなく、目の前の嫌なことと向き合って、心に決着をつけ、気持ちを切り替えて頑張る。もし翌日、“筋肉痛で資料が持てない…”なんて事態に陥ったとしても、そのドジっ子感がまた、かわいらしいですよね〜。と、どちらのパターンにせよ、スーツでバッティングセンターにいる人は、すごく良い女だと思うんです。

だからまずは、ひとりでバットを振りに行ってみましょう。もしかしたら、隣にいる男性に“もっと、下のほうを持って打ったほうがいいよ”なんて、声をかけられちゃうかも…!? そんなふうに、出会いのチャンスまで落ちているかもしれない場所、もう、行くしかないですよね〜。

よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くの番組にレギュラー出演している。

※『anan』2017年8月30日号より。写真・中島慶子 文・重信 綾

(by anan編集部)