趙長官(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の趙明均(チョ・ミョンギュン)長官は29日、北朝鮮によるこの日朝の弾道ミサイル発射を強く糾弾するとともに、対話と協力を通じて南北間の懸案を解決し、南北関係と北朝鮮問題を前向きに進展させるために努力する考えを示した。韓国民間団体「わが民族同士助け合い運動」の主催で開かれた北朝鮮支援に関する国際会議の基調演説で述べた。

 趙長官は演説で「北はわれわれの努力と全世界の要請を無視したまま核・ミサイルの高度化に没頭している」とし、「政府は北の挑発を強力に糾弾し、国民の生命と国家の安全保障をしっかり守りながら現在の厳しい安保状況を克服していく」と強調した。

 また文在寅(ムン・ジェイン)大統領が発表した対北朝鮮対話路線の「ベルリン構想」と今月15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)に行った演説に言及し、「朝鮮半島の平和は時代の使命であり、大韓民国の最優先国益」だとし、「政府は確固とした軍事的備えで平和をしっかりと支え、北の核問題の平和的解決へ外交的努力も強化する」と述べた。

 趙長官は、北朝鮮核問題を巡る6カ国協議の2005年の共同声明と07年の合意に南北関係が寄与したとして「政府は対話と協力を通して南北間の懸案を協議・解決し、南北関係と北の問題を前向きに進展させる構図を構築するために一貫して努力する」とこれまでの立場を再確認した。

 その上で、南北関係は現在対話と交流が全て行き詰まっている状態であり、過去10年間途絶えた南北関係を復活させるのは決して簡単なことではないとして、忍耐心と根気を持って一歩ずつ乗り越えなければならないと強調した。

 対北朝鮮支援については、これまで朝鮮半島の平和と南北関係発展に重要な役割を果たしてきたと評価し、「北の核問題が深刻になった現在も国際社会は人道的原則を守って対北支援を続けている。しかし朝鮮半島では対北支援が南北関係と政治状況によって長期間制約を受け、現在は中断してしまった。恥ずかしく痛ましいことだ」と述べた。

 続けて、趙長官は▼政治・軍事的状況と切り離した南北の住民間の非政治的交流協力▼民間レベルでの対北朝鮮支援活動の自律性を最大限保障▼地方自治体の対北朝鮮協力支援▼国際機関の対北朝鮮事業支援▼社会的弱者の支援拡大▼開発協力事業の推進――を約束した。