大切にしていたグッズやフィギュア。止むなく手放すという時にお店で査定してもらうと「……たったこれだけ……?」と、こちらの思い入れなど関係なく、冷酷に示された金額に愕然とすることってありますよね。こっちだって金儲けのために売る訳でなく、断腸の思いで手放すのに。なんでこの愛情を理解してくれないんだー!!

そんな我々の声を耳にして、その思い入れも査定額にプラスしましょう!という思い切ったサービスをはじめたところがあります。フィギュアの宅配買取サイト「もえたく!」の、その名も「愛情買取」というサービス。

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仕組みは単純明快です。公式サイトから「愛情用紙」なる専用フォーム(印刷も可能)に、買取申込ID・ペンネーム・タイトル・愛情文を記入して、買取希望のフィギュアと送るだけ。紙に印刷した場合はフィギュアに同梱し、フォーム記入の場合は申し込み後フィギュア発送前に送信します。自分がどれだけこのフィギュアに愛着を持っているのか、なぜ手放さざるを得ないのか……悔しさで流す血の涙をエネルギーに変えて、文章にしたためてね、ということですね。

愛情文から溢れ出る情熱をスタッフが評価してレベル分け。そのレベルに合わせてLv.1(50円)からLv.6(1000円)、最大Lv.∞(上限10万円)までの範囲で最低額がプラスされます。中には「全く愛情が感じられない」というLv.0(マイナス1000円)というものもありますが、まぁ普通ならあり得ませんよね。

送られたものの中から、愛情あふれる優秀作は公式サイトで紹介。さらに月間・年間MVPも選出されるようです。現在の最高レベルはLv.5(通常500円のところ、当時「愛情5倍キャンペーン」中で計2500円プラス)。4000字を超える長編の力作です。内容については細かく触れませんが、とにかく幸多かれ……という感じですね。

愛したフィギュアに対しての「最後のラブレター」とも言える文章を書くことは、ある意味別れの辛さを軽減するセラピー的な働きもあるように思います。そして、本当は手放したくないフィギュアを手放すということは、逆に言えば少しでも高く買い取ってもらいたくもある訳で。機械的な査定だけでなく、愛情をプラスしてくれる「愛情買取」は、思い入れのあるものほど利用する価値があるサービスかもしれませんね。

(咲村珠樹 / 画像提供・もえたく!)