ダイヤの指輪をなくした観光客が捜索に大型重機をチャーターしたが、地元住民から賠償を求められ、監禁までされてしまう事態になった。資料写真。

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2017年8月28日、中国紙・南国今報によると、川遊びをしていた最中にダイヤの指輪を紛失した夫婦がパワーショベルをチャーターしたが、指輪は見つからなかった上、地元住民から賠償金を請求され、監禁までされてしまうという事件が起きた。

事件が起きたのは26日午後。広西チワン族自治区祥貝郷を訪れ、川遊びをしていた夫婦が3万元(約50万円)の指輪を紛失してしまった。かなりの時間をかけて探したがまったく見つからず、友人の提案もあって、パワーショベルをチャーターし、川をさらってもらうことにした。

ところが、現地に来るには村の小さな橋を渡る必要があった。橋が巨大なパワーショベルの荷重に耐えられるか不安に感じ、安全性を確認してから渡った方がいいと提案したが、友人やパワーショベルの運転士は「大丈夫だ」と言って橋を渡ってしまったという。

何とか橋を渡って紛失場所に到着し、捜索を再開したが、結局指輪は見つからなかった。パワーショベルの運転士に1200元(約2万円)の謝礼を支払って帰らせたのだが、その直後、運転士が村人たちに取り囲まれる事態が発生した。

この橋は10トン以上の車両は通行禁止で、そうした標識も橋の両側に立っていたが、運転士は気にもとめていなかった。村人たちは「18トンもある大型パワーショベルが渡ったことで橋が破損した」と言い、「賠償金として1万元(約16万円)支払え」と運転士を囲んでいたのだった。

実はパワーショベルが橋を渡る前にも、通りかかった村人が重量オーバーだと注意していたが、運転士はそれも無視していたという。夫婦は自分たちが2000元支払い、残りは運転士が支払うと提案したが、運転士は拒否。口論となった末、「支払うまで村から出させない」と、村人に夫婦と運転士が監禁される事態となって、夫婦が警察に通報した。

ようやく解放されたのは翌日早朝になってだった。地元政府が間に入り、賠償金について話し合われた。村側が賠償金を1万元から3万元に増額するなど、不可解な点はあったが、最終的に運転士が先に2万元支払うことで何とか決着したという。(翻訳・編集/岡田)