お笑いトリオ・ネプチューンの原田泰造が28日、東京・渋谷のNHKで自身が主演するBSプレミアムのドラマ『全力失踪』(9月3日スタート、毎週日曜 後10:00 連続8回)の取材会に出席。「借金の返済日に失踪したいと思ったことがありました」とリアルエピソードを交えながら、ドラマをアピールした。

 同ドラマは、仕事も家庭もうまく行かず、闇金からの借金も増える一方で、八方ふさがりの日々を送っていた主人公の磯山武(原田)が、失踪宣告という制度を利用して人生をやり直すため、7年間行方をくらますことを決意し、完遂するために奮闘する物語。

 原田は「若い頃に作ってしまった借金の返済日に失踪したいなと思ったことがありました。正直、磯山の気持ちがダイレクトにわかったところでした。借金の額? 150万円くらいかな(笑)。最後は親に払ってもらったんですが、ダメな男でしたね。でも、あの頃、失踪しないでよかったと今では思います」。

 失踪しなかったおかげで、お笑いタレントとして確固たる地位を築き、役者としてもオファーが絶えない。今回はNHKのドラマ単独初主演を務めている。「相当、気合入っていったんですけど、主演ってどんな感じかわからなくて。もうすぐ撮影が終わるんですが、いまでもわからない感じ。みんなの言うことを聞いていた感じです」と、遠慮気味に笑った。

 取材会に同席していた、妻・聖子役の緒川たまきと小6の娘・ななみ役の鈴木梨央について、原田は「劇中では奥さんには上から目線で指図され、娘からは軽蔑され、無視されていたものですから、カットがかかると2人が気を遣ってくれて。第1話で娘の誕生日プレゼントとして買ってきた時計が、欲しかったものと違っていたため、取り替えてくるように責められるシーンを撮った後は、梨央ちゃんが『かわいい時計ですね』とフォローしてくれていました」と明かし、原田自身は共演者に愛されていた様子。

 第1話では失踪を決意するまで、第2話以降は日本各地を転々としながら、その行く先々での人との出会いなどが描かれる。原田は「すごくぶっ飛んでいるドラマ。普通ならどうにか乗り越えようとするところがドラマになるけれど、家族、借金、いろんな責任を全部捨てて逃げる。第1話を観て、これは逃げたくなるな、と思いました。妻も娘も僕に冷たくて、借金取りも恐くて、会社もブラックな感じだし、捨てて逃げてみたいなと思うんじゃないか、最高の出来だなと思いました。磯山と一緒に失踪してくれたらいいな、と思っています」と見どころを語っていた。

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