俳優の菅田将暉(24)が27日、都内で行われた映画『あゝ、荒野』(10月7日前篇/10月21日後篇公開)の完成披露上映会の舞台あいさつに登壇。ヒロイン・木下あかり(24)と撮影初日に濡れ場があったことに苦笑いしながらも「全て見せてるから逆によかった」と開き直っていた。

 作品のテーマである“孤独をぶち破れ”と書かれたパネルをパンチで突き破って登場予定だったが、菅田はなかなか破れず。「撮影中は鍛えていたんですけど、衰えたのか一発で破れなかった。すごい恥ずかしかった」と“KO”できなかったことを照れていた。それでも「前編だけで156分もあって長い映画。でも、構えず見てほしい。ミニオンだと思って」としっかりアピールした。

 クロストークでは、撮影中に普通ではありえない状況に陥ったことを明かした。大変な現場だったのでは? とヒロインを演じた木下にMCが水を向けると「うちに抱えるものが大きかったので精神的にきつかった。肉体的には…」と口ごもった。すると横にいた菅田が「俺ら撮影、濡れ場からだったからね」と助け舟。後を受けた木下は「撮影初日に初めましてのあいさつをした3分後にはもう裸…」と恥ずかしそうに話し「初日でよかった」とぽつり。菅田も「逆に全てを見せているから恥ずかしいものはない」と振り返り、観客の反応を見ると「引かないでね。撮影って、そういうもんだから」と苦笑いだった。

 また、共演作の多い菅田と山田裕貴とは固い絆で結ばれていたことを明かした。ボクシングの試合のシーンでは実際に拳を当てて演技をしたという。山田は「ボディーは耐えられるように鍛えた」と話し、菅田も「顔も当てるなら、こめかみの上のなるべく脳が揺れないところに当てていた」と述懐。練習も長く共にし、ハードなトレーニングをこなしたことで当てても大丈夫と判断したという。山田は「腹は鍛えたら耐えられるんだなって思いました」と鉄壁となった腹筋を振り返った。

 菅田は「(役柄で)2人の因縁とかがある。それが、ホントに殴っても大丈夫だから緊張感が出る。集中していないと殴られる。やってよかった」とガチで殴り合ったことが迫真のシーンになったことを明かした。山田も「お芝居を超えた。ボクシングをしていた。それが画に出ていた」と力を込めていた。 

  同作は、『二重生活』の岸善幸監督がメガホンをとり、寺山修司さんの長編小説を映画化。現代に訴えるキーワードを取り入れて再構築され、舞台は2020年東京オリンピック後の近未来。ふとしたきっかけで出会った新次(菅田)とバリカン(ヤン・イクチュン)。ネオンの荒野・新宿でもがきながらもボクシングへの挑戦で心の空白を埋めようとする2人の絆と、周りの人々との人間模様を描く。

 この日の舞台あいさつにはヤン・イクチュン、モロ師岡、今野杏南、山田裕貴、でんでん、木村多江、ユースケ・サンタマリア、岸善幸監督も参加した。

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