28日、中国外交部の華春瑩報道官は定例記者会見で、国境の画定をめぐって中印両国軍がにらみ合いを続けていたドクラム高原で、インド側が完全撤退したと発表した。写真は華報道官。

写真拡大

2017年8月28日、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は定例記者会見で、国境の画定をめぐって中印両国軍がにらみ合いを続けていたドクラム高地で、インド側が完全撤退したと発表した。

華報道官は「28日午後2時30分ごろ、インドが越境者およびその設備をすべてインド側へ撤退させたことを、現場の中国側の人員が確認した。インドはすでに撤退を完了させている」と語った。

会見では「インド政府は中印双方が撤退に合意したと発表している。中国側も撤退したということか」との質問が相次いだ。これに対して華報道官は「インド側が撤退し、中国側が確認した。中国の国境部隊は引き続きドクラム高地に駐留しパトロールを行っている。現場の状況がすでに変化したので、われわれは状況に基づき必要な調整と配備を行う」との回答を再三繰り返した。

華報道官はまた「外交努力によって平和的に事件を解決したことは中印双方の利益にかなうものであるとともに、責任ある大国として地域の平和と安定を守るというわが国の誠意と態度を示すものだ。中国政府はインドとの友好関係の発展を重要視している。インド側が歴史に基づく国境画定や国際法の基本原則を守り、互いの領土を尊重したうえで地域の安定維持と両国関係の発展促進を図ることを望む」とコメントしている。(翻訳・編集/川尻)