怪我からの回復具合が気になる本田だが、こうした大一番でこそ、この男のずば抜けた勝負強さが必要だ。写真:徳原隆元

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 いよいよ大詰めを迎えたロシア・ワールドカップ・アジア最終予選。日本は8月31日にホームでオーストラリア、9月5日にアウェーでサウジアラビアと戦う。
 
 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督がこの2試合に向けて選んだメンバーは、27人だった。ベンチ入りできるのは23人までだが、多く選んだ理由は、コンディションに不安が残る何人かの選手の状態を確認するためだ。
 
 最終チェックが必要な選手の中に含まれるのが、本田圭佑だ。チーム合流前には所属するパチューカでプレーし、ゴールも決めているが、それまでは右ふくらはぎを痛めていた。
 
「たくさんのゲームをこなしているわけではありません。実際に見て、どういった役割を与えるのかを決めます」(ハリルホジッチ監督)
 
 本田自身、「練習で見てみないと、というコメントを監督もしていると思いますけど、ある程度のことを示さないと、ピッチには立てないと考えています」と危機感を口にする。
 
 それでも、本田はきっぱりと言った。
 
「もちろん、僕は“11人の招集”でも入るつもりですけど」
 
 3トップの右が、ハリルジャパンにおける本田の主戦場だ。指揮官はこのポジションに、本田以外に久保裕也、浅野拓磨を招集し「たくさんの決定機には絡んでいる」と評価しつつ、「決定力という部分では少し足りないかもしれません」と課題を指摘している。
 
 決定力。言い換えれば、ここ一番の勝負強さという点では、いくつもの修羅場を潜り抜けてきた本田に分がある。
 
 ハリルホジッチ監督は、背番号4にどんな役割を託すのか。それに本田がどう応えるのか楽しみだ。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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