FCバルセロナの本拠地カンプ・ノウで、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長と会見に臨むウスマン・デンベレ(2017年8月28日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】史上2番目に高額な移籍金でスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に加入したフランス代表のウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)が28日、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)と比較されることについて、自分にはまだ学ぶべきが多いと語った。

 移籍金2億2200万ユーロ(約288億円)でフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)に移籍したネイマールの穴を埋めるべく、バルセロナは戦力補強に大金をつぎ込んでおり、20歳のデンベレの価値は移籍金1億500万ユーロ(約137億円)にボーナスを加え、総額1億4500万ユーロ(約189億円)に上る見通しとなっている。

「僕はネイマールの代わりにここへ来たわけじゃない」と話したデンベレは、「これから成長していけるよう努力していく。自分はまだ20歳で、これから学ぶべきことはたくさんある。そのためにビッグクラブへ来たんだ」と語った。

 今季のバルセロナは、レアル・マドリード(Real Madrid)が持つ欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)とリーグ戦のタイトル奪還を目指しており、デンベレはリオネル・メッシ(Lionel Messi)やルイス・スアレス(Luis Suarez)とともに、強力な前線を形成していくことになる。

 自身が史上最高の選手とあがめるメッシから直接学べる機会を手にしたデンベレは、「メッシと同じチームの一員になれて光栄だ。彼は世界最高の選手で、史上最も優れた選手だ。彼がいるチームでプレーできるのはとてもうれしい。彼のプレーやピッチ内外の振る舞いをみて、学んでいきたい」と述べた。

 本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で入団会見に臨んだデンベレだったが、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)から発行された登録書の手続きに手間取って2時間近くも1万8000人のファンを待たせることになり、バルサでのキャリアは不吉なスタートとなってしまった。

 忍耐が試されたサポーターは、待たされる間に笛を鳴らしたり、ジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長の辞任を要求するチャントをしたりしていた。バルセロナの首脳陣は現在、チームがタイトルから遠ざかっていることや、ネイマールが退団したことで重圧にさらされている。

 会場に集まった観客の数もネイマールが加入した4年前の5万人から激減していたが、バルトメウ会長は「ウスマンのような選手がいれば、われわれは強力な布陣で毎年のように素晴らしい成績を収められる」とコメントした。

 バルセロナのチームカラーである赤と青のストライプで、ネイマールが着用していた背番号11のユニホームに袖を通して姿を現したデンベレだが、新天地でのデビューは、来月9日に本拠地で行われるRCDエスパニョール(RCD Espanyol)とのダービーまで待つことになる。

 昨年1500万ユーロ(約19億円、当時)でフランス・リーグ1のレンヌ(Stade Rennes FC)からドルトムントに加入したデンベレは、計10得点を記録する活躍をみせ、欧州で最も将来有望な選手と自ら称していた。しかし、ドルトムントがバルセロナからのオファーを拒絶したことを不服として、今月10日に練習をボイコットして以降、チームから活動禁止処分を科されていた。

 デンベレはバルセロナにとって、マルロン・サントス(Marlon Santos)、ジェラール・デウロフェウ(Gerard Deulofeu)、ネルソン・セメド(Nelson Semedo)、パウリーニョ(Jose Paulo Bezerra Maciel Junior 'Paulinho')に次いで、今夏の移籍市場では5人目の新戦力となっった。

 移籍市場の期限を今月31日に控え、バルセロナは少なくとももう一人の獲得に動いており、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)でプレーするフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)を目標に定めている。

 現在25歳のコウチーニョは、リバプールに移籍を希望して以降欠場が続いており、バルセロナのテクニカルディレクターを務めるロベルト・フェルナンデス(Robert Fernandez)氏は、「もう1人、可能ならば2人の選手を獲得したい」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News