『クックパッドの名作レシピまとめました』(クックパッド株式会社/扶桑社)

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 近年、動画がメインのレシピサイトが注目を集め、急激に人気を得ている。だが、実際に料理をするとなると、ネットで探す場合、やはりクックパッドを活用する人が多いように思う。また、レシピ数やアレンジの幅広さでも、圧倒的だ。書籍やムックも、今や1つのジャンルといえるほど充実しており、どの書店に行っても必ず何冊かは「クックパッド」という名前の入った本が並んでいる。

 そんな中、『クックパッドの名作レシピまとめました』(クックパッド株式会社/扶桑社)という本が出版された。本書は、数あるクックパッドのレシピの中から、何百、何千もの人に認められた“名作レシピ”だけを集めた本。いわば、クックパッドの歴史が詰まった本なのだ。中を見ていくと、「こんなレシピあったあった!」「これは今もお世話になってる!」と見覚えのあるレシピから、「これは知らなかった!」という隠れた名作レシピまで、様々な使えるレシピが凝縮されている。そこで、本書の中からいくつか作って紹介しようと思う。

■「鶏肉の青じそチーズはさみ焼き」(P.23)

 1つめは、「鶏肉の青じそチーズはさみ焼き」。鶏むね肉の厚みが均等になるよう包丁で開き、砂糖を加えた水に漬けて10分〜1時間置く。鶏肉にチーズとシソを挟み、巻いて爪楊枝で留めてフライパンで焼く。焦げ目がついたら蒸し焼きにし、醤油、酒、はちみつ、酢、にんにくを混ぜたタレを加えてさらに蒸し、とろみがついたら完成。

 しっとりと仕上がった鶏むね肉、青じその爽やかさとチーズの旨み、甘辛いタレが程よい満足感を与えてくれる。好みで梅を加えたり、別の野菜を組み合わせたりしても美味しそうだ。

■「大根餃子」&「なす餃子」(P.46〜P.47、P.49)

 2つめは、「大根餃子」と「なす餃子」。大根となすは薄くスライスし、大根に軽く塩を振っておく。豚ひき肉、長ねぎ、ニラ、キャベツ、青じそ、オイスターソース、ごま油、酒、片栗粉、中華スープの素、生姜、塩胡椒を混ぜ合わせたものを、水気をきって小麦粉をまぶした野菜に挟む。あとはごま油を引いたフライパンで焼くだけ。タレは、酢、醤油、ラー油を合わせたものを使用。

 ジューシーな大根、とろっとした茄子に肉の旨みが染み込み、ごはんのおかずにぴったり。餃子の皮を使っていないので、糖質オフになるのも嬉しい。

■「レンチンでわらび餅」(P.134)

 最後は「レンチンでわらび餅」。片栗粉、水、砂糖を耐熱ボウルに入れてよく混ぜ、電子レンジで1分加熱して混ぜる。これを3〜4回繰り返し、透明になってきたらスプーンですくって氷水に落とし入れる。冷えたら器に盛り、黒蜜ときなこをかければ完成。

 片栗粉と砂糖、水だけで作ったとは思えないほど本格的でもっちりした弾力ある食感もわらび餅そのもの。これなら、家にある材料でいつでも簡単に作ることができる。

 この『クックパッドの名作レシピまとめました』に掲載されているレシピは、名作とあるだけあってどれも安い食材で簡単に作れるレシピばかり。実用性が高く、すぐに試すことができる。これらの他にも「無限なす」や「ハッセルバックポテト」「卵かけパスタ」など、作ってみたい、そして定番メニューにしたいものばかりだった。

 簡単に食べたい時、さっと何か作りたい時、本書は必ず役に立ってくれるはず。一通り作ってコツを掴んだら、自分だけのアレンジを加えてみると、レパートリーも料理を考えるワクワク感も無限に広がるだろう。

調理・文=月乃雫