「腹が立つな!」「断りたいな〜」「お願いしたいな〜」と思ってもなかなか言い出せないことってありませんか?問題児になりたくない、嫌われたくないという気持ちが先行して、ついつい言いそびれてしまい、ストレスだけが溜まっていく……。そんなかなしいスパイラルを断ち切りましょう。

■勝手な思い込みはしない

相手の反応は10人いれば10通りです。こうに違いない! と決めつけるほど、私たちは相手のことをわかっていません。「指摘をしたら嫌われるに決まっている」と、本人のためになるようなことも指摘できずに毎回自分で直してしまっている方は、勝手に「仕方がないこと」と諦めてしまっているのでしょう。

もしかしたら後輩は先輩が何も言ってくれなくて、「誰も自分のことを気にかけてくれない」と退職を考えているかもしれません。言わずにいれば嫌われずに済むわけではありませんし、相手も嬉しいとは限らないのです。

「こうに違いない」「仕方がないこと」と思ったら、「いけない、いけない! 決めつけてはダメだ!」と考えるようにしてください。

■「お断り」の黄金式

お断りのシーンほど、言い回しが大切です。相手との関係性、状況によって言い回しは当然変わってきますが、多くの場合で使える黄金式があります。

仕事が手一杯なときに、先輩から仕事を手伝ってほしいと言われたシーンで考えてみましょう。難しいのにOKしてしまうのは、誰も得しません。でも、「もう手一杯なのでできません。他をあたってもらえませんか?」と攻撃的な表現で断っては、もう依頼されなくなってしまいます。これを次の公式にあてはめて考えると、ちょうどいい言い回しで言うことができます。

「謝罪(感謝)+ 説明(理由)+ 断り表明 + 代替案」

(感謝)「私にお声がけくださり、ありがとうございます!」

(説明)「実は今、○○と○○という、今日の18時までに仕上げないといけない仕事を抱えています」

(断り表明)「そのため今すぐに取りかかることはできないのですが」

(代替案)「明日から取りかかって間に合うようでしたら、ぜひお手伝いさせていただきたいのです。いかがでしょうか」

こうすることで、相手のお願いを断っていますが、相手に誠意が伝わる対応になるのです。

「説明」は、会社内での仕事の依頼であれば、今抱えている内容を具体的に言うことによって、より理解を示してもらいやすくなります。もしかしたら、「その抱えている仕事を他の人に頼んでこっちを手伝って」など、具体的な指示に変わることがあるかもしれません。

■「Iメッセージ」を使って主張する

相手に主張をするときに、主語を「あなた」や「皆さん」にしてしまっていませんか?

「あなたのこういう行動は間違っている。こうあるべきでしょ」

「あなたはどうしてこうするの。みんな迷惑だと思っているよ」

このような言い方は、相手が反発を感じてしまう典型的な攻撃的表現です。相手から「そんなことはない」と言われたりして、そのコミュニケーションは衝突で終わってしまいます。そこで、「私は〜と感じるので」や「私は〜と思う」など、主語を「私」にしたIメッセージを利用しましょう。すると、お願い型のメッセージになります。

「友人の旦那さんは休日に家事を手伝っているよ! あなたも手伝って!」

ではなく、

「私はもう少し家事を手伝って欲しいと思っているんだ。休日にトイレとお風呂掃除だけお願いすることはできる?」

どうでしょう。同じことを言われても印象が違いますよね。

【関連書籍】「イヤ! 」と言ってもこじれない、嫌われない! ちょうどいい「言い回し」と「振る舞い」 ( 明日香出版社 )



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