今年の日本テレビ系『24時間テレビ40』(26日、27日放送)は例年とは全く違った。生放送というだけでも予測不可能なのに、ましてや恒例のマラソンランナーが当日発表という前代未聞の試みで行われることに。開始早々から取材する報道陣もてんやわんやで目の回るような慌ただしさのなかで、チャリティーパーソナリティーを全うした石原さとみ(30)の真摯な言葉や姿勢が印象に残った。

 石原には、放送前と放送中の2回、合計3回にわたってインタビューのタイミングがあった。オファーを受けて以来、自ら企画を提案したり、友人から紹介を受けて障がいのある人と知り合うなど積極的な取り組みをしてきたという。その時、その時の率直な気持ちや感想を、時には、「う〜ん……なんだろうな……」とじっくり考えながら自分の言葉でしっかりと伝えようとしてくれる姿に毎度、心を打たれた。

 放送中の合間を縫って敢行したインタビューでは驚くことがあった。いすに座る石原に話を聞こうとレコーダーを回したところ、それを置く場所を用意していなかったため、仕方なく彼女の足元に置こうとした。すると、即座に彼女はそれを拾い上げ、レコーダーに自分の声が録音しやすいように自分の手で持って話をし始めたのだ。さすがに申し訳なく思い、メモを採るのをあきらめたが、あのドタバタのなかでもこちらを気遣う“神対応”ぶりには脱帽するばかりだった。つくづく、真摯なひとだ、と感じた。

 放送終了後、石原は観客やスタッフに向け、「今までやったことのないことなので誰よりも頑張らないといけないという思いで、とにかく心は伝わると思ったので、この4ヶ月半、自分なりに勉強できて本当によかったです。(過去に)自分が発した言葉を後悔できるくらいにまでなりました。本当に『24時間テレビ』さんのおかげです。本当にありがとうございました」と涙ぐんだ。そんな彼女に徳光和夫は「女性チャリティーパーソナリティーのなかでも自身の時間を割き、立派な形で活動してくれました」と賞賛の言葉を送った。

 最後に話を聞いた時に、石原は「24時間テレビをキッカケにして、私はこの4ヶ月半、いろいろ勉強できたから、感じ方が変わったなとすごく思うので、これからも色んな人からの言葉を受け取って、伝えられたらいいなと思っています」と語っていた。

 彼女のゴール地点は武道館ではないのだ。

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