BBCの衰退は明らかに

写真拡大

以前監督ジネディーヌ・ジダンがBBCは絶対に放出不可能と宣言したことがあった。「彼らは3人一緒に出場する。この前提は絶対だ。」

選手たちのヒエラルキー(階層組織)と、会長フロレンティーノのポリシーを理解した上でのジダンのこの発言であるが、しかしこの絶対的な規則が変化しつつある。なぜならBBCの負傷などによる欠場が、皮肉にもレアル・マドリードに吉と出たからである。BBCの陰に隠れていたイスコやアセンシオ、その他の選手がマドリーを救った。例えば前シーズンにはベイルの負傷によりイスコが活躍した。

今季はクリスティアーノ・ロナウドの欠場がアセンシオを輝かせている。このためマドリーは従来のアタッカー3人組のシステムを捨て、FWを2名にする代わりにMFを1名多く起用している。
BBCの不調という障害が、ジダンにイスコとアセンシオ、その他の選手たちの使い方を学ばせたのだ。要するにBBCはもう絶対的な存在ではなくなったのだ。

「彼らが絶対的に必要な存在であるかどうかということは関係ない。4,5か月前から何度も同じことを聞かれるが、私は彼らを素晴らしい選手たちだと思っている。私は彼らをチームにとって重要な存在だと考えている。選手によって出場時間に差が出るのは常にあることだ」というジダンのコメントにも、そのことがにじみ出ている。

■ベイルの不運
特にアセンシオの大活躍はベイルの存在を完全に消し去ってしまったかのように思える
またイスコの存在とそのプレースタイルがFWに影響を与えていることも影響してか、現在のベイルは勢いをなくしているように見える。ベイルは今やマドリーにとって何か奇妙な存在になってしまったかのようだ。

ベンゼマは引き続き先発選手であるが、バレンシア戦では幾度もミスを繰り返しベルナベウのサポーターらを失望させた。しかも今期の公式戦においてわずか1ゴールしか決めておらず、脇役になってしまったかのようだ。一方でCR7は今季2試合に出場し1ゴールを決め、ベイルは4試合中1ゴールを決めている。

その反面アセンシオは計5試合中4ゴールを実現し、好調ぶりを見せつけている。
BBCの3人のゴール数(3ゴール)よりもアセンシオ一人のゴール(4ゴール)の方が多いという皮肉な結果が出ている。
バレンシア戦でのアセンシオの攻撃や、ゴール直後のジェスチャーはこの選手が圧倒的な自信を身に着けていることを物語っている。

BBC勢いは明らかに衰えている。シーズン14-15には100ゴール46アシストを実現したが、翌シーズンにその数値は70ゴール21アシストにまで落ちている。
CR7(32歳)、ベイル(28歳)、ベンゼマ(29歳)は既にマドリーの代表的選手から退き始めており、アセンシオをはじめとする新たな世代が存在感を増している。