8月29日は焼肉の日! 焼肉のルーツ・歴史を探ってみた!

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8月29日は焼肉の日だという。暑さで息切れ気味の体に、焼き肉を食べてガツンとカツを入れたいものだ。焼肉というと皆で網を囲んで、味付けした肉を焼きながら食べるのがおなじみの光景だが、このスタイルはいつ頃から普及したのだろう。焼肉のルーツ、歴史について、全国焼肉協会専務理事 旦有孝さんに話を聞いた。

■焼肉の誕生は戦後、昭和21年

旦さんによると、焼肉が誕生したのは、戦後の1946年(昭和21年)ということだ。

「東京では新宿の『明月館』、大阪では千日前の『食道園』で焼肉が提供されそれぞれ東西の焼肉の発祥と言われています。当時は肉の質も悪く、まだまだ焼肉を食べる人も少なかったと思います」(旦さん)

その後、1964年(昭和39年)以降、高度経済成長期に焼肉店は数を増やして行ったという。焼肉のルーツは朝鮮半島のプルコギなどの肉料理にあるが、味付けした肉を客がテーブルで焼いてタレをつけて食べるのは日本で独特に発達したスタイルとのこと。現在は、韓国に逆輸入され、日本式焼肉として定着しているそうだ。

■焼肉普及のきっかけは?

旦さんによると焼肉普及のきっかけは、無煙ロースターの導入と牛肉の輸入自由化という。

「1980年(昭和55年)に無煙ロースターが開発されるまでは、煙が目にしみたり匂いが服についたりと焼肉を気楽に楽しむのは難しかったと思います。無煙ロースターはそれから一気に広がり、女性層も焼肉を楽しむようになりました」(旦さん)

無煙ロースターが焼肉普及に貢献していたとは知らなかった。

「また1991年の牛肉輸入自由化で、アメリカから大量に部位を指定して牛肉を仕入れることが可能になりました。牛肉の輸入先としてはオーストラリアも有名ですが、オーストラリアからは部位ごとに購入することができません。アメリカから部位指定の牛肉を大量に・安定的に仕入れることで、価格を抑え各店同じ味で提供できるようになったわけです」(旦さん)

輸入自由化を契機に、焼肉店に参入しチェーン展開する人や企業が増えてきたそうだ。

こうして、焼肉は、ファミリーで訪れて楽しむ当たり前の外食の一つになった。そしてここ数年、焼肉店は右肩上がりに店舗が増えているという。中には、地域毎に独自のスタイルの味わい方も登場しており(たとえば、小樽では、焼き肉をつけたタレに、最後にスープを入れて飲むなど)、現在も焼肉は変化・発展を続けている。

「教えて!goo」では、「あなたが好きな焼肉は?タン?ハラミ?カルビ?それとも??」で回答を募集中だ。

●専門家プロフィール:全国焼肉協会
1992年10月に全国の焼肉店の経営者が、焼肉業界に関係する方々の相互交流と焼肉業界の発展を目的とした事業活動を通じ、社会に貢献することを趣旨として設立。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)