A代表に初選出されたのは昨年11月。あれから10か月近くが経ち、MF井手口陽介(G大阪)は日本代表の雰囲気にも馴染んできたようだ。

 合宿2日目のトレーニングを終えた井手口は、「守備も攻撃も最初に選ばれたときよりも遠慮なくできている」と胸を張って答える。意外にも代表初選出された当時は「ビビッていた」ようだが、「それが徐々になくなってきているんじゃないかな」と白い歯を見せた。

 昨年11月にA代表に初招集され、今年6月7日のキリンチャレンジ杯シリア戦の後半8分にピッチに送り込まれてA代表デビューを飾った。さらに6月13日のW杯アジア最終予選イラク戦ではA代表初先発を果たすなど、チーム内での存在感は高まっている。

 さらに代表での活動を自身の成長につなげていこうと意欲を燃やす。「前回呼ばれたときは、(バヒド・ハリルホジッチ監督から)守備のことしか言われなかったので、今回はプラスアルファで攻撃の部分も求められるようになったらいい。試合に出る出ないにかかわらず、代表は本当にレベルが高いので、その中で自分ができれば自信になる」。

 勝てば6大会連続でのW杯出場が決まる大一番に招集されたことは、「光栄なこと」であり、「不思議な感じ」だという。「結果を求められているので緊張するとは思うけど、平常心で臨むのが一番いいと思う」と3日後のオーストラリア戦に向けて着々と準備を進める。

(取材・文 折戸岳彦)


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