期待値が高いだけに、長谷部への評価はおのずと厳しくなる。 (C) Getty Images

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 先週末、ブンデスリーガは第2節が行なわれ、6人の日本人選手が出場した。

 古巣ヴォルフスブルクとのホームゲームにリベロで先発フル出場した長谷部は、カウンターからクロスの対応に当たったが、股間を抜かれ、試合を決めることになったゴールを防ぐことができなかった。

『キッカー』誌は3.5点、『ビルト』紙は4点を付け、「0-1に繋がるこの日本人の誤った判断は、試合全てを台無しにした。その後、ボールを失わなかったこと、攻撃への圧力を考えても、である」と記した。ニアサイドのスペースを埋めるため、相手選手に対してプレッシャーを掛けなかったことが厳しく追及されたかたちだ。
 
 地元紙『フランクフルター・ノイエプレッセ』は「0-1に繋がった場面ではもっとうまくやれたはずだ」とバッサリ斬ったが、地元紙『フランクフルター・ルンドシャウ』は以下のように、失点の責任を追及しながらも、他のプレーについては評価している。
 
「失点の場面ではまごつき過ぎてアタックするのが遅く、あまりにも長いあいだ、相手を離してしまった。彼は後にそのことを認めている。ただ、どうすれば試合がうまく進むのかを理解していた唯一の選手であり、彼の落着き、視野の広さ、理解力からは、新たな切り出しが生み出された」
 
 なお、開幕戦ではスタメン出場した鎌田大地は、今回はベンチ入りするも出場機会はなかった。
 
 ケルン対ハンブルクでは、負傷明けの大迫勇也が先発出場で復帰を果たしたが、チームは1-3で敗れた。『ビルト』、『キッカー』ともに採点は4点だった。地元紙『エクスプレス』も同じく4点を与え、「帰ってきてすぐに危険な存在になった。最初のチャンスを作った」と記した。
 
 一方、ハンブルクの酒井高徳は、2試合連続で出場機会なしとなった。彼は、地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』に対し、以下のように語っている。
 
「もちろん、ベンチに座っている状況は簡単ではありません。しかし、監督の決断は受け入れます。この状況の責任は自分にある。大事なのはチームが機能し、勝つことです。絶対に諦めませんし、ポジションを奪い返したい」
 日本人対決となったシュツットガルト対マインツは、1-0でシュツットガルトが勝利。浅野拓磨は63分から左ウイングとして、武藤はスタメンの1トップとして、それぞれ出場し、試合終了の瞬間をピッチ上で迎えた。
 
『ビルト』は浅野に3点を付け、『キッカー』は出場時間が短かったため採点なしとなった。地元紙『シュツットガルター・ツァイトゥング』の採点は4点で、以下のような寸評を記載している。
 
「ジャガーは茹った状態でベンチからやって来て、ブレカロとのポジション争いで明らかな恩恵を受けた。彼はそのスピードがチームのストロングポイントであることを示したが、この日本人からは得点もアシストも生まれなかった」
 
 一方、武藤の採点は『ビルト』が4点、『キッカー』が3.5点だった。地元紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』は及第点となる3点を与え、「後半アディショナルタイムには同点ゴール寸前まで近付いた。ワントップが他の攻撃陣からサポートを受けられなければ、その仕事は報われない」と好意的に記した。
 
 ドルトムント対ヘルタ・ベルリンでも、日本人対決が実現。香川真司は63分から、原口元気は58分から途中出場を果たし、試合はドルトムントが2-0で勝利した。
 
『ビルト』は香川に3点を付け、『キッカー』は採点なし。原口の採点は『ビルト』が4点、『キッカー』が3.5点だった。
 
 アウクスブルクの宇佐美は、2試合連続でベンチ外となった。
 
 最後に2部リーグだが、こちらは今節、日本人選手の出番は訪れなかった。
 
 ウニオン・ベルリンに移籍したばかりの内田篤人は、さっそくベンチ入りするも、監督から声は掛からず。チームはビーレフェルトに1-1で引き分けた。
 
 監督交代が行なわれたインゴルシュタットは、今シーズン初勝利を収めたが、関根貴大はベンチで90分間を過ごし、渡辺凌磨はメンバー外だった。
 
 そして、宮市亮が長期離脱中のザンクト・パウリは、ハイデンハイムに1-0で勝利を収めている。