ドイツ・オルデンブルクで、裁判所に出廷した際のニールス・フーゲル受刑者(2014年11月27日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】ドイツの病院で致死量の薬剤を注射して入院患者らの殺害を繰り返し、2015年に終身刑の判決を受けた元看護師の男をめぐり、警察は28日、男が死亡させた被害者数について、少なくとも計90人に上るとみられると発表し、同国における戦後最悪の連続殺人事件との見方を示した。

 ニールス・フーゲル(Niels Hoegel)受刑者(40)は、同国北部ブレーメン(Bremen)近郊に位置するデルメンホルスト(Delmenhorst)の病院で集中治療を受けていた患者らに対する2件の殺人および複数の殺人未遂罪で、2015年2月に収監された。

 警察は28日に記者会見を開き、患者の遺体の掘り起こしと分析を担当している捜査員らが、さらに多数の殺人を犯した証拠を発見したと明らかにした。

 捜査班を率いるアルネ・シュミット(Arne Schmidt)氏は、少なくとも90件に上る殺人の証拠が見つかった上、もはや証明が不可能な疑わしいケースも同じく90件に及ぶと明かし、この捜査結果に「言葉を失っている」と述べた。

 フーゲル受刑者は、心不全や循環虚脱を引き起こす薬剤を患者らに注射した後、同僚らの前で「救い手」として目立つべく蘇生を試みたことを認めている。同受刑者は、患者が息を吹き返せば幸福感が得られ、失敗すると挫折感を覚えたと供述している。
【翻訳編集】AFPBB News