ハワイでもアリが大問題に! 室内でも肌の露出に注意

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日本でいま問題になっている強毒「ヒアリ」。じつは、ハワイでも近年大問題になっているのです! ハワイで生息域を拡大している毒を持つアリは「リトル・ファイアー・アント(和名:コミカアリ)」。日本で発見された「ヒアリ」の近縁種で、中南米原産。「世界の侵略的外来種ワースト100」にも入っています。
ハワイでも外来アリの生息域が拡大中
体長約1.5mmとゴマ粒の半分ほどの大きさですが、刺されると強烈な痛み・かゆみが生じます。患部はみみずばれのように腫れあがり、何週間も跡が残ることも。ヒアリほどの猛毒ではないけれど、人間だけでなくペットや家畜、農作物にも被害が出ています。
ハワイで最初に生息が確認されたのは1999年、ハワイ島東南部のプナ地区でした。その後、他の島にも生息域が拡大してしまい、オアフ島・カウアイ島・マウイ島でも繁殖が確認されています。最も被害が大きいのはハワイ島の東側、ヒロ地区、プナ地区、ハマクアコーストで、どこに行ってもこのアリがはびこっているような状態です。島の西側、コナでも生息が確認されています。住宅内では直接床に座らない、肌をあまり露出しないことをおすすめします。
オアフ島で最初に確認されたのは2013年。以来、徐々に生息域を広げています。ワイキキに繁殖してしまったら、と考えるのも怖い!
アリに刺されたらきちんと対策を
その場でできる処置としては、患部をすぐに冷やすことや虫刺され用の薬を塗ること。症状は人によって異なるので、一概には言えませんが、一度にあまりにも多く刺されたときや、初めて刺されたときは、気分が悪くなる可能性もあります。あまりにも痛みがひどい場合は、医師の診断を受けることが推奨されています。
実際、初めて刺されたときは、ものすごく腫れ上がり、数か月間跡が残るというひどい状態でした。まぶたを刺されたときは痛みも強烈で、ものすごく腫れましたが、すぐに冷やしたらほどなく腫れも治まりました。
ファイヤーアントの駆除については、定期的にワークショップが開催されており、専用の殺虫剤も販売されています。とはいえ、野外のあらゆるところに生息しているので、住居への侵入を防ぐのは至難の業。
グローバルな物流が発達した現代社会での完全駆除はかなり難しい状況ですが、これ以上被害が広がらないことを切に願っております。
[ハワイ侵略的外来種委員会,ハワイ・アント・ラボ,ストップ・ザ・アント]
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