四川省甘孜州の五明佛学院で拝む僧侶たち。(Getty Images)

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 中国当局はこのほど、チベット仏教の最大の佛学院に進駐すると通達した。共産党委員会を強制に設立し、党の幹部が院長などすべての要職に就くことになる。内外のチベット人社会から「学院が共産党学校に化した」などと反発が高まっている。

 チベット人の居住地である四川省甘孜州の地元当局は21日、県内にある五明佛学院(ラルンガルゴンパ)に共産党委員会を設置し、公安局の幹部など政府当局者6人を院長や副院長などの要職に任命すると発表した。同学院を支配することになる。

 昨年7月、当局は同佛学院の数千部屋ある寮を強制撤去し、数千人の尼僧を追い出した。そのあと、佛学院とチベット寺院の長年続いた提携関係を禁じ、学生数を大幅に制限するなど規模を縮小させた。

 有名なチベット人女性作家・唯色氏などがツイッターで「五明佛学院もやはり党の管轄になってしまった」「世界最大の佛学院は共産党学校に変貌した」などと当局のやり方を批判した。

(翻訳編集・叶清)