セルジオ越後氏

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26日放送、テレビ東京「SPORTS ウォッチャー」にサッカー解説者のセルジオ越後氏が出演。勝てばW杯出場が決まる31日のアジア最終予選オーストラリア戦に向け、90分戦える選手を先発メンバーに起用すべきと提言した。

アジア最終予選B組首位に立つ日本だが、2位との勝ち点差はわずか1ポイント。さらに、バヒド・ハリルホジッチ監督が「(選考が)今までで一番大変だった」と明かしたほど、主力の負傷や実戦不足でコンディションが心配されている。

オーストラリア戦で引き分け以下ならハリルホジッチ監督が解任されるという報道も出回り、危機的状況にある日本代表。そんな中でオーストラリアに勝つための秘策として、セルジオ氏が掲げたテーマが、「90分戦える選手を使え」ということだった。

セルジオ氏は、31日の試合が、ナイターとはいえ気温や湿度が高い中での一戦になることを指摘。部分的にプレーできる選手ではなく、先発には「90分走れるメンバー」を出してほしいと述べた。

だが、本田圭佑や香川真司といった主力は、直近の試合で90分間出場していない。MCのピース・又吉直樹も「移動や時差を考えると国内組のほうがコンディション的にはいい」と指摘する。

そこで、セルジオ氏が国内組のキーマンとして挙げたのが、J1得点ランクで2位の14ゴールを記録しているセレッソ大阪の杉本健勇。代表初選出だが、身長187センチという高さや結果を残している点、モチベーションの高さを評価し、「本当のサプライズになってほしい」と期待を寄せた。

同じくサッカー解説者の秋田豊氏も、「高さとスピードはオーストラリアに十分通用する」「今の日本を救うと思っている」と、杉本に太鼓判を押している。

一方で、ガンバ大阪の井手口陽介も高く評価したセルジオ氏は、ベストスタメンに川島永嗣、酒井宏樹、吉田麻也、昌子源、長友佑都、山口蛍、長谷部誠、井手口、岡崎慎司、原口元気、杉本の11人を選出。又吉は、このスタメン予想に「見てみたい」とこぼした。