ストップ・ザ・自転車事故! au損保、滋賀県と自転車の安全利用に関する協定を締結

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 自転車の利用が多様化し、対人事故による高額な賠償事例が発生している。自転車保険を主力商品とするau損害保険株式会社(遠藤隆興社長)は8月25日、滋賀県(三日月大造知事)と「自転車の安全で適正な利用に関する連携協定」を結んだ。

 今回の協定締結によって、自転車の安全な利用を訴えるとともに、保険に加入するきっかけにつなげたいのはau損保。一方、2016年2月に「自転車条例」を施行した滋賀県は、同年10月から自転車の損害賠償保険の加入を義務化(罰則規定はない)したこともあって、県民の加入を促進する狙いがある。

 協定によると、自転車の購入者は販売店から、道路交通法などで規定されている「自転車は車道通行しなければなりません。歩道通行は例外です」や、「万一の事故に備えましょう」などと書かれた「自転車ルール・マナー確認書」が交付される。

 高齢者が自転車を利用するシーンが目立っているが、保険の加入年齢制限にひっかかるケースもある。au損保は70歳以上専用(補償を受けられる年齢は89歳まで)の保険も取り扱っているため、幅広い年齢層の加入が可能となる。

 利用者がau損保の保険に加入した場合、同社は保険料収益の1%分を、交通安全の啓発活動に取り組んでいる「滋賀プラス・サイクル推進協議会」に寄付するという。また、県内で開催される交通安全教室などに同社が寄贈したDVD「こぐまの自転車マナー教室」が貸し出され、アニメで分かりやすく自転車のマナーを伝えるツールとして活用される。

 この日の締結は大津市の滋賀県庁知事室で行われ、協定書には琵琶湖の水の浄化に役に立つヨシを原料とした「ヨシ紙」が使われた。

 締結後、三日月知事は今回の協定について「滋賀県の交通事故の全体の件数は減ってきているが、自転車利用による事故の割合は増えている。昨年10月に自転車保険に必ず加入するというルールをつくった。琵琶湖一周をサイクリングする『ビワイチ』も呼び掛けており、県外からの利用者も含め、安全で補償も付けながら、楽しんでもらえることは重要だ。無料のロードサービスもあり、他の損害会社にはないサービスだ」と話した。

 これに対し遠藤社長は「締結させていただいて、大変うれしく思う。滋賀県が推進する『ビワイチ』などのサイクルイベントなどでのルールの啓発や自転車保険の加入推進を行いたい。スマートフォン、携帯電話で、いつでも、どこでも、保険に加入することができ、イベント中に加入すれば、その場から補償がついてくるという特徴がある。滋賀県のサイクルイベント運営を側面からサポートしたい」と語った。

 au損保は同様な協定をこれまで、大阪府(2016年3月)、東京都(16年7月)、埼玉県(16年9月)、東京都(17年1月、2回目)、新潟県(17年1月)、岐阜県羽島市(17年3月)、京都市(17年4月)、名古屋市(17年4月)、京都府(17年7月)とそれぞれ締結している。