反テロ行進の先頭に立つスペイン王フィリペ6世(中央)(David Ramos/Getty Images)

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 8月中旬にスペインのカタルーニャ地方で発生した2件のテロ攻撃で、犠牲者を追悼し、テロへの抗議を表明する行進がバルセロナで行われ、市民ら50万人が参加した。

 テロ事件により死者13人、100人以上の負傷者がでた。事件現場となったバルセロナ著名観光地の市民や店舗経営者が、今回の行進を主導した。参加者は、スペイン王フェリペ6世、マリアーノ・ラホイ首相、カタルーニャ地方政府トップ、バルセロナ市長など。国を挙げて、力強い反テロの意志を示した。警察発表によると、参加者は50万人。

 参加者たちは、行進のスローガンである「#NoTincPor(私は恐れない)」が描かれたプラカードや、国旗を掲げた。行進を警護した警察や消防に感謝を示す場面も見られた。

警察発表では、行進の参加者は50万人(PAU BARRENA/AFP/Getty Images)
反テロのスローガンを掲げる行進の参加者たち(PAU BARRENA/AFP/Getty Images)
スペイン国旗を掲げ、「私は恐れない」のプラカードを掲げる女性(PAU BARRENA/AFP/Getty Images)
メッセージボードの代わりにバラを掲げる男性(PAU BARRENA/AFP/Getty Images)

 スペイン警察によると、連続テロを計画した組織は、ガス缶120個を使用した大規模な車両攻撃を画策していた。スペイン警察が20日、発表した。同国のメディアによると、過激派組織は、バルセロナ市中心地にある観光名所サグラダ・ファミリア教会を爆破の標的にしていたと報じた。

 欧州では、過激派テロ組織による車両突撃、刃物を使った無差別攻撃、爆破テロが相次ぐ。ロイター通信によると、ベルギーの首都ブリュッセル中心部で25日、巡回中の兵士たちに、ソマリア系の男が刃物で切りかかり、兵士2人が負傷した。ロンドン中心部バッキンガム宮殿では同日、警察官が聴取に抵抗した男に暴行を受け負傷。男は長さ1.2メートルの剣を所持しており、傷害とテロ計画などの疑いで逮捕された。

(翻訳編集・佐渡道世)