連合は8月25日、「非正規雇用で働く女性に関する調査」を発表した。調査では20歳〜59歳の非正規雇用で働く女性を対象に今年7月26日〜28日に実施。1000人から回答を得た。

「正社員として働くところがない」不本意ながら非正規で働く人も

「学校卒業後に初めて就いた仕事の雇用形態」を聞くと、「正規雇用」は52.6%、「非正規雇用」は47.2%と、約半数が初職から非正規雇用で働いている。非正規雇用で働く女性の1週間の平均的な労働時間を聞くと、「20〜30時間未満」(26.1%)が最も多く、「10〜20時間未満」(20.8%)が続く。「35時間以上」は26.2%だった。

「今の就業形態を選んだ理由」を聞くと、「自分の都合のよい時に働きたいから」が41.3%で最も多く、「家庭の事情を優先しなければならなかったから」(28.2%)、「勤務時間や労働日数が少ないから」(27.0%)などが続く。

週の労働時間が35時間を超える人では、「正社員・正規職員として働けるところがなかったから(36.6%)が高いことから、不本意ながら非正規雇用を選んでいる様子がうかがえる。

正規雇用への転換「ある」は約2割にとどまる 

「個人年収」に関しては「100万円未満」が40.6%で最多となっている。「100万円〜199万円」(36.6%)、「200万円〜299万円」(16.9%)が続き、平均では139.6万円だった。

「主な家計収入」では、「自分の勤労収入」が77.6%で最も多い。「配偶者の勤労収入」(45.7%)、「自分や配偶者以外の勤労収入」(24.1%)が続くが、配偶者の収入が低いなどの理由で、自分の収入が家計になくてはならないという現状がある。

「正規雇用への転換があるか」聞くと、「ある」は18.2%にとどまる。「ない」は63.4%、「わからない」は18.4%だった。

「経済的なゆとり」については「ゆとりがない」の回答が70.8%と圧倒的に多い。特にシングルマザーの回答率が高く、91.5%に上る。「今後どのような道に進みたいと思うか」という質問では「収入を増やしたい」(36.7%)で最も多く、「自分のペースで働きたい」(22.9%)が続いている。

「女性の活躍についてどう思うか」聞いたところ、「女性だけに働くことと家事・育児の両立を求める風潮に疑問を感じる」が44.1%最も多かった。そのほか、「非正規雇用の女性の働き方にも目を向けて欲しい」(34.8%)、「女性活躍に関する制度だけでなく、現場の理解が高まればいいと思う」(21.9%)などが挙がっている。