サラダの中に生きたカエルが…(画像は『Becky Garfinkel 2017年8月24日付Facebook「Target... this is the most disgusting thing I have seen.」』のスクリーンショット)

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アメリカでは有名なディスカウントスーパーチェーン店「Target(ターゲット)」。このほどカリフォルニア州コロナにある支店で販売されていたサラダに、生きたカエルが混入していたというニュースが飛び込んできた。そして驚くべきことに、発見した女性はそのカエルをペットとして飼うことにしたというのだ。『Inside Edition』『ABC7 Eyewitness News』『UPI.com』など複数の米メディアが伝えた。

8月23日のこと、カリフォルニア州コロナに暮らすベッキー・ガーフィンケルさんは地元の「Target」でオーガニックサラダのパックを購入し、自宅で食べていた。

半分以上食べたところ、葉物野菜に埋もれるようにして小さなカエルが顔をのぞかせた。ベッキーさんは仰天して飛びあがり「カエルがサラダの中にいるわ!」と叫んだという。

あまりの驚きと恐怖ですぐに浴室へ駆け込み嘔吐したベッキーさんだが、浴室から出てくると夫がそのカエルを手にしていた。ベッキーさんがサラダを口にする前に冷蔵庫で数時間冷やしていたことから、体力が消耗しているのかほとんど動かずひっくり返ったそうだ。

夫がカエルの小さな胸を何度か押すと再び動き出したのを見て、ベッキーさんは「ペットとして飼ってあげよう」と思い立った。テックインサイトの取材によると、ベッキーさんの夫は若い頃にカエルを飼っていたことがあり2人でトカゲを飼育した経験もあることから、早速カエルを「ラッキー」と名付け、50ガロン(約189リットル)の水槽タンクの底に苔を敷き詰めて飼育環境を整えた。ベッキーさんはこのように明かしている。

「ラッキーは今はとても元気にしています。食欲もあるしタンクによじ登ったりもしています。10セント硬貨よりほんの少し大きいサイズのカエルが、よくここまで生き延びたものだと感心しています。食べられなくて本当にラッキーでしたよ。最悪な出来事でしたが、今では愛情が湧いて可愛く思えます。」

しかし食品に生きたカエルが混入となると、衛生面で問題となる。ベッキーさんはFacebookを通して購入先の「Target」にこのように投稿した。

「今までの中で最もゾッとすることが起こりました。そう、生きたカエルが、今日あなたの店で購入したサラダパックの中に入っていたんです。ほとんどサラダを食べ終えたところで見つけたんですが、もう少しでフォークで刺してしまうところでした。私は肉アレルギーのベジタリアンなので、絶対に口に入れることはできないのです。」

Targetは製造元の「Taylor Farm(テイラー・ファーム)」に連絡した。すると製造元から直接謝罪があり、なぜカエルが混入してしまったかについては現在調査中のようだ。なお、Targetからもお詫びの印にベッキーさんには5ドル(約550円)のギフトカードが贈られたという。

人のいいベッキーさんにペットとして飼われたカエルは窮地を救われ、文字通りラッキーといえよう。しかしベッキーさんは「可愛いけど、サラダの中に入っていたことを考えるとゾッとします。もう二度とサラダは食べる気にはならないですね」と語っている。

画像は『Becky Garfinkel 2017年8月24日付Facebook「Target... this is the most disgusting thing I have seen.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)