不眠の経済損失は“15兆円”という試算も 「眠りの質」改善を企業でも着手
睡眠をとらないと、仕事のパフォーマンス低下だけでなく、コミュニケーション力や記憶力にも影響が出ると言われている。非営利研究機関 ランド・ヨーロッパの調査研究(2016年11月)によると、日本における不眠の経済損失は約15兆円という試算もあり、この金額は国家予算の約1/6にも上る。

逆に、しっかりした睡眠がとれると、日中の眠気が改善され仕事のパフォーマンスが向上する。日中活動的に過ごせることで、夜はまたぐっすり眠れるという好循環が生まれやすくなる。Apple社CEOのティム・クック氏や、ハフィントンポスト創設者のアリアナ・ハフィントン氏は、早寝早起き型でしっかりと睡眠をとる生活を実行しているそうだ。

企業として社員向けに新たな取り組みが

こうした睡眠のメカニズムに注目した味の素株式会社は、社員の“睡眠の質”を向上させることを目的とした『睡眠改善プログラム with グリナ』を、8月7日(月)より開始している。

この取り組みは、同社より発売されている睡眠サポートサプリメント『グリナ』の、10年以上にわたる研究、開発、販売で培ったノウハウを活用し、職場を離れた睡眠の側面から社員の働き方をサポートするもの。

プログラム開始に伴い、同日社員向けのワークショップでは、睡眠の専門家であり、本プログラムを監修した一人である医学博士の大川匡子氏が登壇。集まった社員約120名に“睡眠のメカニズム”や“質の良い睡眠をとる方法”などについてレクチャーを行った。



睡眠の質を向上させるには

ワークショップの中で大川氏は、ビジネスパーソンの5大NG要素として「スマホ・パソコン」「カフェイン」「お酒」「煙草」「夜食」を挙げ、就寝前の使用や摂取はできるだけ控えるように呼びかけた。また働く人の「睡眠の質」改善ポイントについて、こう話している。

「起床時は太陽光をしっかり浴び、就寝前はスマホや部屋の光に気をつけるなど、体のリズムに合わせて“光”を上手に活用すること。日中に体温を上げ、就寝時に体温を下げるよう“体温”をコントロールすること。そして睡眠サポートサプリメント『グリナ』を飲むこと。質の良い睡眠をサポートしてくれます」



実際に参加した社員からは、

「就寝前にスマートフォンを見ない、ベッドに持って行かない等、すぐにできることはどんどん実践していきたいと思った」(36歳・男性)
「睡眠を改善して働き方を変えていく今回の取り組みは、社員としても、とても良い取り組みだと思う。今回学んだように、家事は朝早く起きてやるなどして分断睡眠を避けたり、グリナを活用したりして、質の良い睡眠が取れるようにしていきたい」(34歳・女性)


など、意欲的な意見が寄せられている。

企業のこうした取り組みが、働き方や、ビジネスパーソンを取り巻く環境などの変化のきっかけになっていくかもしれない。