フェデラーが2008年以来のタイトルを目指す [全米オープンPreview]

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 8月28日にニューヨークで開幕する今年最後のグランドスラム大会「全米オープン」(8月28日〜9月10日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)に目を向けてみよう。

●昨年

男子シングルス優勝者◎スタン・ワウリンカ(スイス)

女子シングルス優勝者◎アンジェリック・ケルバー(ドイツ)

 ワウリンカは、彼にとって3度目となるグランドスラム大会決勝で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-7(1) 6-4 7-5 6-3で倒して優勝した。シーズン終盤の故障のため、この双方が今年の全米には出場していない。

 ケルバーは昨年、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-3 4-6 6-4で倒し、彼女にとってその年2つ目のグランドスラム・タイトルを獲ることによってランキングでナンバーワンとなり、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)の3年半にわたる覇権に終止符を打った。

 プリスコバは昨年の準決勝でセレナを下した。プリスコバは、まだ一度もグランドスラム大会に優勝したことがないにも関わらず、現在世界ランキング1位につけている。

●不在の選手たち

 今年の大会に出場しない選手の中には、ワウリンカ(左膝の手術)、ジョコビッチ(右肘の故障)、2014年準優勝者の錦織圭(右手首の故障)、ミロシュ・ラオニッチ(左手首の故障)、全米優勝歴6回のセレナ・ウイリアムズ(妊娠中)、全米準優勝2回のビクトリア・アザレンカ(養育権の問題で紛争中)、2012年全仏準優勝のサラ・エラーニ(薬物使用による出場停止処分中)、2011年全米優勝のサマンサ・ストーサー(右手の故障)らがいる。

●戻ってきた選手たち

 2006年優勝者のマリア・シャラポワ(ロシア)は、この全米で2016年全豪オープン以来のグランドスラム大会をプレーする。彼女は薬物使用による出場停止処分のため、昨年の全米オープンに出場できず、2013年と2015年には、故障のため欠場していた。ロジャー・フェデラー(スイス)は、手術で修復した膝を完治させるためシーズン後半を休みに充てた2016年に全米オープンをスキップしたが、今年は大きな故障もなく戻ってきた。

●カギとなるスタッツ

「9」----フェデラーの全米5連覇の最後の年から経った年数。言い換えれば、彼は2008年以降、全米で優勝することができていない。これは彼にとって、グランドスラム大会における"優勝なし"の期間として最長のものだ。彼は2009年に全仏で優勝し、全豪とウィンブルドンでは今年優勝していた。

●賞金

 賞金総額は、大会史上最高の5040万ドルだ。男子と女子のシングルス優勝者は、それぞれ370万ドルを受け取る。昨年の350万ドルから20万ドルの値上げとなった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「全米オープン」の男女優勝トロフィー(写真◎Getty Images)
Photo: NEW YORK, NY - AUGUST 25: A detailed shot of the US Open women's singles trophy and men's singles trophy is seen during the Draw Ceremony prior to the start of the 2017 US Open at the South Street Seaport on August 25, 2017 in New York City. (Photo by Mike Stobe/Getty Images for USTA)