『愛してたって、秘密はある。』10年前の事件の真相が明らかに 福士蒼汰の優しさは嘘か真か?

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 8月27日に放送された『愛してたって、秘密はある。』(日本テレビ)の第7話。この回では川口春奈演じる立花爽(川口春奈)に焦点が当てられた。10年前に拉致事件にあった爽は、その傷を隠しながら日常を過ごしてきた。しかしそれは犯人側も同じであり、犯した罪を悔いながら10年を過ごしてきたのだ。

(参考:『愛してたって、秘密はある。』場面写真

 奥森黎(福士蒼汰)に紹介したい人がいると連れられ風見忠行(鈴木浩介)が務める病院へとやってきた爽。しかし風見の顔を見ると表情が一転、「この人、犯人」と震えた声を発し、倒れてしまう。その瞬間、黎は爽が10年前に拉致事件に巻き込まれ、その犯人が風見だったことを知る。

 その事件は爽の父・弘晃(遠藤憲一)への怨恨が動機だという。風見は、自身の父親を贈賄事件の犯人に仕立て上げ、犯罪者のレッテルを貼り付けた弘晃に報いを与えるため、爽を拉致したが、手を下す寸前で我に帰り、殺害には至らなかった。怨恨が原因というが、今まで何百人もの被疑者を起訴して有罪にしてきた弘晃は「犯人に心当たりがありすぎてわからない」と当時は犯人を特定できず、そのせいで爽の兄・暁人(賀来賢人)と弘晃は大喧嘩、立花家はバラバラになってしまっていた。

 黎は“被疑者に寄り添って理解したい”弁護士を目指している。しかし、黎はこの考え自体が爽を傷つけてきていたのではないかと頭を下げる。爽は自分を殺そうとした犯人が泣いていたということをずっと気にしていた。犯人のことが気になるなんて自分はおかしいのではないかと悩んでいたが、黎の考えのおかげで救われたという。「黎はさ、人の弱さに寄り添える人だから、誰の味方にだってなれる。みんなを守って幸せにできる人だよ」という爽の言葉に胸が痛む黎。人を殺したという事実は変わりないが、黎の優しさによって救われている人がいるというのもまた事実だ。

 爽は暁人、黎とともに風見に会いに行くことに。「あの時、どうして泣いてたんですか」と投げかける爽に風見は、父への尊敬の気持ち、弘晃への恨み、そして罪を後悔している思いを打ち明け、「バカな事をしてしまった。申し訳ありませんでした」と爽に頭をついて謝罪をした。

 隠してきた罪を打ち明けた風見は自首を決意。「全部話したら楽になった。やっと息ができる。いつかこんな日が来るんじゃないかって思ってた。この10年ずっと。隠し通せるはずがなかったんだ」という風見の言葉が胸に刺さる黎。晶子と違い、罪の意識、後悔の念がある黎は、全て話してしまいたいという気持ちが見え隠れしている。

 自首をする風見の弁護を爽は、恩師である香坂いずみ(山本未来)にお願いをする。「被害者が加害者を許すってそんなに簡単じゃないよ」と諭す香坂に、爽は「許す方と許される方、私は許す方が幸せだと思うんです」と以前投げかけられた問いの答えを晴れた表情で答える。悩み苦しみながら生きてきたこの10年は、罪を悔やむ風見も同じだったと気がついた爽が出した答えだ。

 立花家に起きた事件は解決されたと思われたが、自首の直前に風見が失踪、慌てて病院へ向かう黎。病院に風見の姿はなく、部屋には大きな包みが。開けるとそこには父親を殺した凶器のトロフィー、結婚指輪、枯れた黄色いバラ、そして頭蓋骨が入っていた。息つく間もなく物語は次なる展開へと突入していく。

(馬場翔大)