すさまじい経済発展を続けている中国だが、その背後では貧富の差が拡大している。道ばたで物乞いをする高齢者のそばを若者が高級車に乗って走りすぎるという光景も珍しいものではない。中国では親の財産を受け継ぐなどして、非常に若くして大金を手にしている人も少なからず存在し、こうした若者たちは「富二代」と呼ばれる。(イメージ写真提供:123RF)

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 すさまじい経済発展を続けている中国だが、その背後では貧富の差が拡大している。道ばたで物乞いをする高齢者のそばを若者が高級車に乗って走りすぎるという光景も珍しいものではない。中国では親の財産を受け継ぐなどして、非常に若くして大金を手にしている人も少なからず存在し、こうした若者たちは「富二代」と呼ばれる。

 こうした富二代の若者たちは金遣いが荒いイメージが定着しているが、そのほかにもなぜか「日本旅行が好き」という共通点があるのだという。中国メディアの今日頭条は21日、「中国の富豪の若者が旅行先として気に入っている国がなぜ日本なのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 2016年版の中国奢華旅游白皮書の報告書によれば、中国の富豪の若者が1年間に旅行で消費する金額は平均42万元(約690万円)で、その半分の22万元(約361万円)を買い物で消費しているという。その使い道については、人気順に衣類、バッグ、腕時計、宝石、特産品、電子機器、お酒となった。

 そして、これらのお金持ちの若者が「忘れがたい」と感じた旅行先の第1位が日本だったと紹介。日中で行われる世論調査では、日本に親しみを感じない中国人は少なくないが、それでも富豪の若者たちは旅行先として日本を気に入っていて、日本が高い評価を受けた背後には「免税店が多い」、「良い品物が安く買える」、「美味しい食べ物がある」、「人や文化のレベルが高い」、「環境が良い」といった理由が挙げられたと紹介した。

 これに対して中国のネットユーザーからは、「簡単に言えば、日本にはそれだけの魅力があるということ」、「日本へ旅行で行っても国を裏切っていることにはならない。逆に、日本を訪れないからと言って、それが愛国行為であるとも言えない」、「確かに日本は何回訪れても、また再訪したいと思わせる魅力がある」といった意見が寄せられていた。豊かであるがゆえに外の世界を知っていて、さらに今後の中国を担って行く若い世代が日本旅行を好むというのは、日中関係の将来にとっても良いことであるのは間違い無いだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)