トランプ氏の会社、大統領選中にロシアで不動産事業を模索=米紙

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[ワシントン 27日 ロイター] - 米紙ワシントンポスト(WP)は27日、トランプ米大統領が選挙運動を展開していた2015年終わりから16年初め頃にかけて、同氏の事業がロシアで不動産プロジェクトを進めようとしていたと報じた。

事情に詳しい関係筋や、トランプ氏が経営していた「トランプ・オーガニゼーション」の弁護士が確認した記録などを引用して伝えた。

それによると、トランプ氏の事業はモスクワに「トランプ・タワー」を建設することで投資家と合意し、覚書に署名した。しかし、土地や認可の取得が進まず、16年1月末に建設を断念した。

トランプ氏は16年7月にツイッターで「ロシアには一切投資していない」と言明し、同国とのビジネス上のつながりを否定、翌日の記者会見でも「ロシアとは一切関係を持っていない」と述べていた。

WPによると、モスクワでのプロジェクトを巡る交渉は15年9月に本格化した。ある投資家が建設し、ライセンス契約を通じてトランプ氏の名前を付けることを計画したが、トランプ氏がどの程度関与していたか、あるいは交渉についてどの程度把握していたかは明らかでない。

計画が破棄される前、ロシア人の不動産ディベロッパーはトランプ氏にモスクワを訪れプロジェクト進展を促すよう求めるとともに、プーチン大統領がトランプ氏について「すばらしい」内容の発言をするよう仕向けることができると提案したもようだ。WPによれば、トランプ氏はモスクワを訪問しなかった。

案件の詳細はロシア疑惑を調査する議会関係者に近く提出される一連の電子メールの中に含まれているという。