中国の大手旅行予約サイト・携程旅行網が、国慶節連休の旅行に関する予測レポートを発表した。写真はタイ・バンコク。

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中国の旅行シーズン、国慶節(建国記念日。10月1日)連休まであと約1カ月となった。今年は10月4日が中秋節に当たるため、例年より1日長い8連休(1−8日)となる。こうした中、中国の大手旅行予約サイト・携程旅行網は連休中の旅行に関する予測レポートを発表。海外には600万人を超える人が訪れるとみている。

中国国家旅遊局によると、昨年の国慶節連休に中国各地が受け入れた観光客の数は前年同期比12.8%増の5億9300万人に上った。また、昨年10月1-7日の間に出国した観光客はツアー旅行だけで約140万人。レポートはこれまでの動きなどをもとに今年の連休の国内観光客数は6億5000万人以上、海外旅行者数は600万人超の新記録を樹立すると予測している。

海外旅行について見てみると、人気の目的地トップ10(8月下旬現在)はタイ、日本、米国、シンガポール、オーストラリア、カナダ、ベトナム、イタリア、ロシア、マレーシアの順。昨年1位だった韓国が大幅にランクを落とす一方、カナダ、イタリア、スペイン、チェコ、オーストリア、オーストラリア、ニュージーランドといった遠方に今年は注目が集まっている。レポートはまた、今後1カ月の予測として日本、タイ、バリ島(インドネシア)、カンボジアなどビザ簡素化を打ち出している距離的に近い国に人気が最も集中すると分析。訪日ツアーの現在の平均価格は8000元(約13万円)と、タイ、シンガポールに比べ1000-2000元(約1万6000-3万2000円)程度高めという。

国慶節シーズンの旅行について携程のある関係者は「消費のレベルアップがテーマ。『観光バスの中で寝て、下車後は写真撮影と買い物』といった従来のパターンとは違う」とコメントする。同氏によると、最近の観光客は「体験」によりお金を使う傾向にあり、食・住・行・遊において品質と個性を追い求めているとのことだ。(提供/Bridge・編集/Asada)