エジプトの検問の様子 ガイドの車から撮影/Joy横手

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昨年6月にエジプト・カイロ南郊の町ヘルワンでマイクロバスが4名の武装グループに襲われ、近辺の保安警備のためそこに乗っていた私服の警察官8名が射殺された事件。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯人声明を出していたが、その後に犯人たちは逮捕されカイロ南部のトラ刑務所に拘置されていた。在エジプト日本国大使館領事部の発表によれば、そのうち2名が脱獄して今なお逃走しているもようだ。

在エジプト日本国大使館領事部は日本時間の28日早朝、『【緊急】【エジプト大】囚人逃走に関する注意喚起』というタイトルのもと、メールなどを通じてエジプト在住の邦人および旅行者に注意するよう呼びかけた。以下の通りである。

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エジプト在留邦人・旅行者の皆様へ

平成29年8月27日
在エジプト日本国大使館領事部

囚人逃走に関する注意喚起
(平成29年8月27日付)

1.本日午後8時頃、カイロ南部のトラ刑務所にて拘留中の囚人9名が護送中に逃走する事案が発生しました。発生場所はリングロードとオートストラードロードの交差するあたりで、マーディから約5kmの場所です。報道によればうち7名については既に逮捕されましたが、残り2名は未だ逃走中とのことです。また、右事態を受けて交通規制が行われている模様です。

2.逃走中の囚人はヘルワンで警察官を襲撃した犯人であり、警察は特別チームを作って逃走中の囚人逮捕に全力をあげている模様ですが、在留邦人・旅行者の皆様におかれましては、上記情勢に十分留意のうえ、当面不要不急の外出を避けるなど、不測の事態に巻き込まれないよう安全確保に努めてください。

在エジプト日本国大使館領事部
TEL: 02-2528-5910
FAX: 02-2528-5907
Email: ryoji@ca.mofa.go.jp
HP: http://www.eg.emb-japan.go.jp/j/index.htm

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ヘルワンはカイロ県の都市でカイロから20kmほど南のナイル川沿いの町。有名な階段ピラミッド(サッカラ)や屈折ピラミッド(ダハシュール)、横たわるラムセス2世の巨大な像(メンフィス)などがその対岸に位置するため、エジプトを訪れる観光客は十分な注意が必要であろう。付近一帯、検問通過には多くの時間を要するものと思われる。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)