「Family Song」は「恋」を超えられるのか?! 星野源の強さに迫る【Chart insight of insight】

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 今週のHot100は、ダントツで星野源の「Family Song」が首位を獲得(【表1】)。今回も楽曲も日本テレビ系のドラマ『過保護のカホコ』の主題歌ということもあり、大型タイアップとして発売前から話題になっていた。実際、7/10付のチャートではツイッターのつぶやき指数では21位で初登場(水色のグラフ)。タイアップの詳細が発表された直後の7/24付では一気に4位まで上昇した。その後、ラジオのオンエアが解禁されると常に上位をキープ(緑のグラフ)。発売日を迎えた今週のチャートではラジオのオンエア回数も軽々と1位を獲得している。

 ただ、前作「恋」に比べると、まだまだこの動きはそれほど派手とはいい難い。「恋」の初動と見比べてみるとはっきりわかるだろう(【表2】)。前煽りのツイッターやラジオの指数は、全体的に「Family Song」よりも高い。加えて、動画再生数ではさらに安定している(赤のグラフ)。これはまさに「恋ダンス」効果があったからこそなのだが、逆にいえば今回の「Family Song」は大型タイアップとはいえ、楽曲としての話題性は控えめだ。もし「恋」に迫る大ヒットを期待するならば、「恋ダンス」以上の仕掛けが必要だろう。
 
 ただ、そうはいっても星野源のアーティストとしての立ち位置はしっかり確立できているため、しばらくは一定の水準をキープすることは保証できている。焦らず良い楽曲を長く売り続けてもらいたいと思う。text by 栗本斉