全米3位をマークし異例の大ヒット中! 期待の女性ラッパー=カーディ・B「ボダック・イエロー」(Song Review)

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 米ニューヨーク州・ブロンクス出身、1992年生まれの24歳。ドミニカ系の父親とトリニダード・トバゴ系の母親をもつ、エキゾチックな顔立ちが印象的な女性ラッパー、カーディ・B(Cardi B)。

 インスタグラムやVineなどのSNSを活用し、炎上商法でフォロワーを増やした後、2015年12月から放送されたリアリティ番組「Love & Hip Hop: New York」に出演したことで、一気に注目される。翌2016年3月には、自身初のミックステープ『Gangsta Bitch Music Vol. 1』をリリースし、全米インディー・チャート27位、ラップ・チャート20位を獲得した。今年1月には、ミックステープ第二弾『Gangsta Bitch Music Vol. 2』を発表し、インディー・チャート25位をマーク。本作からは、交際が囁かれているミーゴズのオフセットをゲストに招いたシングル「リック」が、R&Bチャート51位を獲得するスマッシュ・ヒットを記録した。

 この曲に続く2017年第二弾シングルが、現在大ヒット中の「ボダック・イエロー」。最新の米ビルボード・ソング・チャート(2017年9月2日付)で3位まで上昇し、自身初のTOP3入りを果たしている。R&Bチャートでは2位、ラップ・チャートではNo.1獲得の快挙を成し遂げた。6月16日のリリースから、あっという間にTOP10入りした理由として、リリース1週間後に開催された【BETアワード】と、8月7日にカナダ・トロントで開催された、ドレイク主催の【2017 OVO フェスティバル】でパフォーマンスしたことが挙げられる。

 決して美人ではないが、フィーメール・ラッパーに必須なインパクト絶大なビジュアルと、視聴者を圧倒させるダイナマイト・バディを兼ね揃えたカーディ・B。現在までに7600万視聴回数を記録しているミュージック・ビデオでは、その美貌を活かして黒のボンテージや胸を強調したドレスで、オーディエンスを悩殺する。アラブ系の民族衣装を纏った姿も、妖しく美しい。

 サウンドは、ラップ・シーンで大流行しているトラップを取り入れた、クールなヒップホップ・チューン。交際中のオフセット率いるミーゴズの大ヒット曲「バッド・アンド・ブージー」にソックリという噂も…?ソングライティングはカーディ・Bが担当し、プロデューサーにはジャーメイン・ホワイトという無名のアーティストがクレジットされている。

 異例の大ヒットを記録している、「ボダック・イエロー」。女性ラッパーとして米ソング・チャートTOP3入りを果たしたのは、2014年10月にリリースした、ニッキー・ミナージュの「アナコンダ」(最高2位)以来、およそ3年振りの快挙。そのニッキーや、カーディ・Bの活躍を絶賛するリル・キムのような、女性ラッパーの代表格としての活躍が、今後期待される。


Text: 本家 一成

◎リリース情報
「ボダック・イエロー」
カーディ・B
2017/6/16 RELEASE