(Matthew Sitkowski‏/Twitterスクリーンショット)

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 大型ハリケーン「ハービー」が25日、米国南部テキサス州に上陸した。米メディアによると、2日間で暴風雨、洪水、高波、竜巻を発生させ、これまでに少なくと5人が死亡し、数十人が負傷した。

 米国で4番目の都市ヒューストンを襲ったハービー。8万人が停電、道路の冠水が170カ所で起きている。現地時間27日朝7時、天気予報士がTwitterで公開した、州内の高速道路の写真には、背の高い標識が水にほとんど浸かっているのが分かる。

 他の気象予報士もTwitterで、監視カメラからの映像で、掘り下げ式になった道路が冠水している様子を示した。

 ヒューストン当局は、街の多くの道路が浸水しているため、200万人以上の住民に外出しないよう警告している。現地の緊急情報通知は、「もし家の最上階でも危険ならば、屋上に上がり、911(緊急通報)をコールして待機して」と通知した。

 米国海洋気象庁(NOAA)によると、ハービーは26日に熱帯性低気圧に変化し、勢力は衰えたが、テキサス州周辺に31日まで停滞する見込み。このため、ハービーによりもたらされる現地の1週間の総雨量は、年間総降雨量に匹敵する1300ミリに達するとの予測もある。

 テキサス州知事グレッグ・アボット氏はすでに非常事態宣言を発し、26日にはトランプ大統領に支援要請し、大統領は29日に現地を視察する。州知事は州兵3000人の派遣を決定。 

 米国の保険の専門家たちによると、テキサス州の洪水被害の規模は、1200人の死者を出した2005年のハリケーン「カトリーナ」に匹敵する恐れがあると警告している。

 在ヒューストン日本総領事館は在留邦人に向けて、「ハービーの影響を受ける地域へ行ったり、冠水した道路に車で行かないように」と警戒を呼び掛けている。

(編集・甲斐天海)