8月も終わりに差し掛かったが、まだまだ残暑は厳しい。暑さで低下気味の体力を食で補おうという人も多いだろうが、見た目に涼しそうでツルンとした食感の野菜、ジュンサイはどうだろうか。中国メディア・今日頭条は24日「中国の農民がブタのエサにしてきた水草が、どうして日本で高い値段で売れるのか」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 8月も終わりに差し掛かったが、まだまだ残暑は厳しい。暑さで低下気味の体力を食で補おうという人も多いだろうが、見た目に涼しそうでツルンとした食感の野菜、ジュンサイはどうだろうか。中国メディア・今日頭条は24日「中国の農民がブタのエサにしてきた水草が、どうして日本で高い値段で売れるのか」とする記事を掲載した。

 記事はジュンサイについて「多年生の水生植物。水の澄んだ池が生長に適している。若い茎や葉の裏側はゼリー状の物質に覆われており、若芽を食用とする。それ自体に味は内が、ツルンとした食感から稀少野菜の1つとされている」と説明した。

 中国では黄河より南、湖北省西部の利川市、重慶市石柱県、江蘇省の太湖・高宝湖などに存在し、特に利川市のジュンサイは日本や韓国などに輸出されているという。農民たちは毎年3-4月に水田でジュンサイを収穫するようだが、その収入は稲作の十数倍になるとのことだ。

 記事は「かつてこの植物は村人が食べることなく、外から引き取りに来る人もいなかったので、ブタに食わせるしかなかった。しかし今では高値で買い取りに来てくれる人がいるのだ」と伝えている。中国でも地域によってジュンサイを食べる習慣はあるようだが、日本ほど好んで食べられている訳ではないようだ。

 ジュンサイにはビタミンやミネラル、そしてゼリー状の部分にある多糖類を含んでおり、健康野菜としても知られているという。中医学的には「清熱、利水、消腫、解毒」の作用があり、火照った体を冷やしたり、体内に溜まった水分を排出する効果が期待できるそうである。また、亜鉛や多糖類のムチンは体の免疫機能を高めてくれるとのことだ。

 中国のネット上では以前、サツマ芋の葉っぱがやはり「農村人がブタのエサにしているものが、日本では健康食品扱いされている」と紹介されている。中国の畑には、同じようなものがまだまだ眠っているかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)