27日、中国のSNSアプリにこのほど、中国の元慰安婦の生活に迫る映画から切り取った画像を使用したスタンプが登場し物議を醸した問題で、上海の警察当局は、スタンプを制作した企業に対し、警告と罰金、2カ月間のネット接続停止などの行政処分にしたと明らかにした。

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2017年8月27日、中国メディアの澎湃新聞などによると、中国のSNSアプリにこのほど、中国の元慰安婦の生活に迫るドキュメンタリー映画「二十二(TWENTY TWO)」から切り取った画像を使用したスタンプが登場し物議を醸した問題で、上海の警察当局は同日、スタンプを制作した上海似顔絵科技有限公司に対し、警告と罰金1万5000元(約24万円)および2カ月間のネット接続停止などの行政処分にしたと明らかにした。

警察当局は、処分を下した理由について「関連企業(上海似顔絵科技有限公司)は、商業的・経済的利益の追求のために、道徳的な最低ラインと民族的な感情を顧みず、元慰安婦をからかう性質のスタンプを違法に制作し伝播させ、元慰安婦の苦難の歴史的イメージと社会的な評価に不良な影響を与えた」と説明した。

スタンプは、元慰安婦女性22人の現状や胸の内にある思いを記録したドキュメンタリー映画から切り取られた静止画像に「声にならない叫び」「本当に無念だ」などの文字が添えられたもの。ネット上で物議を醸したことを受け、アプリの運営会社が謝罪する騒ぎとなっていた。(翻訳・編集/柳川)