キューサイの「ケール青汁」は、国産ケール100%を新鮮なうちに搾って急速冷凍した青汁

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九州のロングセラー商品の秘密にせまる「メインド・イン・九州」。今回は、キューサイの「ケール青汁」をピックアップ!

【写真を見る】“まず〜い、もう一杯!”1982年に発売され、1990年のあの鮮烈なテレビCMで、その名を一気に全国へと浸透させた

■ 「ケール青汁・冷凍タイプ(90g×7袋)×5セット」(5655円)

国産ケール100%を新鮮なうちに搾って急速冷凍した青汁。種を育てる段階から農薬・化学肥料不使用で、保存料や着色料など、余計なものはいっさい入っていない。ケールそのもののフレッシュな味わいが特徴だ。

■ 農薬・化学肥料不使用の一杯

“まず〜い、もう一杯!”1982年に発売され、1990年のあの鮮烈なテレビCMで、その名を一気に全国へと浸透させたキューサイのケール青汁。創業者自身が病に倒れた際に出合った青汁療法で、奇跡的に回復した実体験から、“こんなに体にいいものがあるならば、たくさんの人に広めたい”と商品化に着手したのがきっかけだ。当時、原料となるケールは日本の市場にほとんど流通していなかったが、その栄養価の高さにいち早く着目し、農家に直接交渉して、農薬不使用でのケール栽培からスタート。もともと冷凍食品の製造を行っていた同社ならではの技術を駆使して、畑で作ったケールの搾りたてをそのまま冷凍したのが、あの“まずい”一杯だった。

その後、製法に改良を重ねることで、より飲みやすい味へと進化するが、余計なものはいっさい加えないというこだわりは、そのまま。発売から34年、“青汁といえばキューサイ”という揺るぎないブランドを確立してきた。その背景には、“健康を願う人が飲むものだから、安全・安心なものを届けたい”という強い信念があった。

■ ヒットの裏側

あのCMで大ヒットしたが、良質で安全・安心な商品を届けるべく、モノ作りに真摯に取り組む姿勢は、発売以来変わらない。土作り、苗の種作りから自社グループで管理し、飛散・残留農薬までも徹底的に分析。通信販売と、地域に密着した販売店、取次店のみの形態で、消費者一人一人の声を大切にしてきた。

【九州ウォーカー編集部】