職場の人間関係が悪化する「無意識のNGしぐさ」&今すぐできる「魅力アップしぐさ」5選

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職場の人間関係がなんだかうまくいっていないというあなた。もしかしたらその原因は「しぐさ」にあるのかもしれません。

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女性起業家の池原真佐子さんに、人間関係を良好にし、魅力的な人になるための「しぐさ」について伺いました。

しぐさは他人に大きな影響を与えている!

普段、無意識にやっているしぐさ。髪をいじったり、顔を触ったり、頬杖をついたりする癖を自覚している人もいるでしょう。実はその何気ない無意識のしぐさが、人間関係を大きく左右しているのだそうです。

働く女性のキャリア支援を行う(株)MANABICIA代表の池原真佐子さんは、しぐさを意識することで魅力的な人になることができ、人間関係も良好になると言います。

池原真佐子さん(以下、池原)「私たちは、他人のしぐさに大きな影響を受けています。例えば腕を組んだり、あごを上げたりと威圧的なしぐさをする癖のある上司のもとにいる部下は、休職率が高いという人事部や現場の声を聞くことが多々あります。

それだけ他人のしぐさに影響を受けているということは、自分のしぐさも他人に大きな影響を与えているということです」

自分のしぐさが他人に大きな影響を与えていると知ると、うかつに、おかしいしぐさはできませんね。

池原「自分のしぐさは、他人に対してだけでなく、自分で自分のことをどう思い、どう感じるかも決めるのです。

自分のしぐさは自分の心と行動に影響を及ぼします。行動が変われば、人生も変わっていきます。自分の人生を変えたい。キャリアを積みたい。人間関係を良くしたい。そんな願望があるなら、自己分析で終わらせず、まずはしぐさを変えましょう。

そうすればあなたの行動が変わり、やがて人生までも変わっていくでしょう」

これやってない?相手に話しかけられたときのNGな「しぐさ」3選

意外と重要なしぐさ。池原さんによると、人間関係に悪影響を及ぼすしぐさがいくつかあるのだそうです。

今回は、特に職場でのコミュニケーションでよくあるNGなしぐさをピックアップしていただきました。

1.仕事中、話しかけられたときパソコンを打ちっぱなし…

池原「パソコンの画面に向かって作業をしている最中、誰かに話しかけられたとき、口では『はい』と返事をしていても、キーボードを打つ手は止めない、もしくはスマホを操作しながらというのはよくありません。

相手は『ちゃんと聞いてもらえているだろうか?』と心配になってきます。

相手から話しかけられたら、作業の手は完全に止め、相手の目を見てしっかりと話を聞くこと。たったそれだけのしぐさで、自分の魅力になります」

2.上半身をねじって相手と話をする

池原「作業の手を止めて相手の目を見ていても、上半身だけをねじって話をしていませんか? 背後からなど、正面以外のところから話しかけられたときにはよくやりがちですが、相手に『心ここにあらず』という印象を持たれてしまいます。

話を聞くときは必ず相手に膝を向けましょう。すると『あなたの話を最優先で聞いています』『あなたのことを信頼して話を聞いています』という気持ちが伝わります。

相手からも『自分のことを大切にしてくれているのだな』と感じてもらい、よりよい人間関係を築く助けになるでしょう」

3.あいづちや経験談をかぶせる

池原「あいづちもしぐさの一部です。相手の言葉に重ねてあいづちを打ったり、全部の話を聞き終わる前に言葉をはさみ、『私も同じような経験をしたことがあります』と自分の経験を話し始めたりしていませんか?

実はこの行為は、相手に『自分の話をしっかり聞いてくれていない』という思いを抱かせてしまうのです。

人の話を聞くときは、あいづちや経験談をかぶせないこと。目的は自分の話をすることや自分の宣伝をすることではなく、相手の話をしっかり聞くことです」

自分を魅力的にする「しぐさ」2選

しぐさは自分自身を魅力的にしてくれる効果もあるそうです。池原さんは次のように教えてくれました。

1.背筋を伸ばすだけで好感度UP!

池原「普段、パソコンやスマホを使用しているときや歩いているとき、猫背になっていませんか?

美しい姿勢はとても大切です。一流と呼ばれる人や仕事ができる人、素敵だねと言われる人たちの中で、姿勢が悪い人を私は見たことがありません。

背筋をピンと伸ばして挨拶しただけで、『明るくて性格がよさそう』『仕事ができそう』『信頼できそう』と思ってもらえます。

猫背は弱さを示すポーズの代表格でもあります。いつも背筋を伸ばすのを意識しましょう」

■猫背の直し方

1.首を伸ばすように両肩を耳から遠ざけ、肩甲骨を下げる。
2.鎖骨を左右に広げるようにしながら、胸が前に出ないようにする。
3.耳と肩のラインを合わせる。
→自然と背筋が伸びているはず!

2.人に見られないところでゴリラのポーズをすると自信が出る!

池原「人前で話すときや、緊張するシーンの前には、自信をつけるために『大きなゴリラ』のポーズをしてみましょう。

両手を思いっきり頭の上に上げて、そこから大きな弧を描くつもりで、広い空間を示すようにしながらゆっくり両手を下ろします。たったこれだけで、まわりの人からパワフルに見られるだけでなく、自分自身がパワフルになったように感じられます。

もちろんお手洗いや誰もいない会議室など、人に見られないところで行ってみてくださいね」

最後に、池原さんに魅力的なしぐさをするためのアドバイスをいただきました。

池原「細かいテクニック的なことも大切ですが、大前提として『目の前の相手に敬意を払う気持ちを持つ』ということを意識したいものです。

人は誰しも『大事にされたい』という思いを持っています。その相手の思いを尊重してあげること、それがあなた自身の魅力になります。逆に、無意識に相手を軽視していると、目線を合わせずに話すなど、魅力的ではないしぐさにつながってしまいます。

そしてもう一つ大切なことがあります。それは、自分自身のことも大切に、丁寧に取り扱うということです。

疲れたら休む、心地の良いことをする、自分を癒す時間を意識的に作る。この自愛の気持ちと時間あるからこそ、いざというときに凛と背筋を自然に伸ばせる女性になるのです」

テクニックにばかり偏らず、まずは気持ちの面で魅力ある自分になって、自然と美しいしぐさが出るような女性を目指したいものですね。

【取材協力】池原 真佐子さん プロフィール

早稲田大学・大学院(生涯教育専攻)卒業後、PR会社、国際教育のNPO、コンサルティング会社などを経て、INSEADのExecutive Master in Consulting and Coaching for Changeというパートタイムの修士コース に国際通学。コーチング・臨床組織心理学の修士号を取得。企業の役員やリーダーのコーチング、働く女性のキャリア支援を行う(株)MANABICIA代表を務める。

著書に「自信と望むキャリアを手に入れる 魅力の正体 〜コンプレックスを強みに変える実践的レッスン〜」(大和書房)。